再来週打上実験のため、学生が発表に来れないので永田先生が発表。番外で御願いしたい。CAMUI型燃料グレインはその形状に特徴がある。縦列多段衝突噴流方式。400kfg級のモータ。燃焼室の周りに液体酸素がある。点火してから液体酸素の供給を行う。この液体酸素の供給を行うところがクリティカルポイント。失敗すると、点火は出来るがモータ・ノズルが破損してしまう。異常燃焼時の圧力履歴を調べると、点火してからヘリウムによる加圧により液体酸素が供給されるが、1秒ぐらいで圧力がどんと上がってモーターが破壊される。2005/9-11には10回、400kgf級の実証モデル(水冷式)の燃焼試験を成功裏に終了。2006/2/14、最初のフライトモデル燃焼試験で異常発生。3/19までの7回の試験で4回異常が発生。平成17年度に原因の洗い出しを徹底的に行ったが、失敗が続く。液体酸素にフル充填していない2回だけが成功したため、このあたりに鍵がある?と考えた。平成18年度6/19に第一回目の実験を実施、成功。6月26も成功。その後4回連続で異常燃焼が発生。その為、打ち上げ延期を決定。
水冷式EMでは異常燃焼が全く発生していないため、CAMUI方式特有の現象ではない。EMとFMの条件の違いのいずれかが原因。噴射機およびノズルのシールや固定方法にはこれ以上改善の余地がない。固体燃料の初期温度の違いが原因ではないか?
CAMUI型は液体酸素を周りに充填するので、固体燃料も液体酸素温度まで下がってしまう。これが原因ではないか?そこで2重円環式LOXタンクから決別。再生冷却流路を予鈴出来ないので、あぶれー田冷却方式とする。LOX流路にバルブを用いないバルブレス方式は堅持。これまで12回の燃焼実験を実施、異常燃焼の発生は全く確認されず。圧力履歴も理想的。
設計どおりの推力がでている。12/23早朝に、2機の新型モータによる打上を予定。高度1kmまで打ち上げて陸上回収。函館みらい大学からの発注うちあげ。値段は2機で125万円ぐらい。
様々な実験動画も交えながらの説明で非常に分かり易かった。

・CAMUIロケット異常燃焼対策の現状(北大 永田先生)

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