政治家の政策って誰が決めているのかといえば、実はこれは非常に個人的な関係性の中から産まれていると言うことに、最近気がついた。昔、松山の片田舎で、「宇宙開発なんて言うのは中央の偉いさん達がぎっちり議論を戦わせて進めている物」と思っていたのとちょっと似ている。実際はそんなナイスな検討集団があるというよりも、極めて個人的な人間関係の中で、様々な個人的なやりとりが、物事を決めている。政治も実は同様らしい。
そんな中、ずっと僕が気になっていることがある。それは小沢幹事長は何がやりたいのだろうか?って事だ。他人が何をやりたいのかなんてなかなかわからないものではあるが、僕の中で理屈に合っている、と思うのは次の2つだけだ。一つ目。とにもかくにも権力を手中にしたいという考え方。しかし、かっては自民党の中枢にいた人間が、それを割って出たのは何故なんだろう?あのまま、自民を牛耳り続けて権力を手中にする方が、よっぽど短期的に物事を進められたと僕には思える。確かに、あの当時、彼が割って出るだけの理由があったとは思う。しかし同時に、あの当時、自民以外が政権を取ることを真剣に信じていた人がどれだけ居ただろう?そう考えると、自民に残って権力を手中に選ぶ方を彼はやはり選んだはずだと思うので、こっちの考え方は僕にはどうも納得がいかない。
もう一つは、彼の信じる政治理念の実現を目指しているという考え方。よく知られていることではあるが、小沢幹事長の政治の根本はイギリス政治である。すなわち、2つの政党がやり合う、2大政党政治。この実現無くして日本の政治に未来はない、と考えたのではないだろうか?僕はこっちの考え方はしっくり来る。そう考えると、彼が何故自民を割って出たのか、政権交代にかくも躍起になったのかが理解できる。
何故、対米関係に多大なる犠牲を払ってまでも、社民党との連携に固執して普天間問題を先送りにしているのかとか、このあたりも、実はこの2題政党政治の実現というのが一つのキーワードなのかも知れない。参議院もあとわずかで民主が過半数を取ることが可能である。夏の参院選は確かにどうなるかまだ見えないが、しかし社民にこびへつらうよりも、一人か二人、参院議員を民主に鞍替えさせる方が楽に思えるのだけれども。
しかしこの考え方に彼が立っていたとして、もう一つ気になることがある。それは余りにも圧勝しすぎじゃないか、と言うことだ。2大政党政治は、自分のみ成らず強力なライバル政党がないと実現できない。しかし今の自民党は野党に転落し、民主に対する十分な対抗馬になり得ているのか?と言えばこれはかなり疑問だ。元政権政党として、民主にもっと有効な対抗方法が無いというのもどうなのか?と思う。僕が小沢さんなら、「これはこっそり自民に肩入れするか」と思うレベルだと思う。もちろん、それは過去に自民が社会党に金を送ったような「裏ではしっかりつながっている」と言うやり方ではなく、まったくの色の付かない形で、だけど。

民主政権がいつまで続くのかは良くわからない。まっとうにいけば、夏の参院選で民主が過半数取れば、これはもうこのまま丸4年、ぶっちぎるだろう。しかし一方で、小沢献金問題や普天間問題(いや、この二つは同じ事象の裏表かも知れないが)がこじれた、早期に倒れるのやもしれない。でも早期に倒れたとした場合、日本の政治はまたまた大混乱に陥るだろう。個人的にはあと2年は持ちこたえるべきだと思うし、その2年の間に自民はきちんと対抗勢力として復帰できるべきだと思う。民主の自民的な部分が割って出るというのもあり得るだろうし、個人的にはその方がすっきりするようにも思う。
小沢幹事長の目指している方向性が後者であるなら、事態はそんなに悪くならないと僕には思えるんだけど、でもホントは前者なのかも??と思わないでもない。もし前者だとしたら、、、日本の先行きは暗いですなぁ。。。。

・小沢幹事長の目指す物とは?

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