一言で言うならば、、、とてももどかしかったのです。宇宙教育のパネルディスカッションはJAXAの宇宙教育センターの宣伝セッションなのか?と言いたくなりました。昨年は出てなかったのですが、一昨年とかにもこのセッションに参加させていただきまたが、あの時は様々な地域から、実に様々な方法論で宇宙教育を実践されている方々のお話が聞け、実に刺激的で興味深い会合でした。しかし今回は”官製”感を、少なくとも僕は感じずには居られませんでした。
しかし一方で、そんな”官製”感を置いておけば、JAXAの教育センターのやりたいこと、方針に関しては非常に良くわかりました。そういう意味ではセッションを意図した側の意図は良く実現されていたのではないかと思います。ただし、教育センターの考え方がクリアーになったのとその考え方に関しての意見はまた別のところにあるわけですが。
僕が一番感じたのは、”どういう目的に基づいて宇宙教育をするのか、その方向性は適切なのか?”ということです。
方法論として、”導入教材としての宇宙素材”が言われていました。確かに、多くの子供達は宇宙に対してあこがれや興味を持っていると僕も思いますので、「成果が上がる」事業だと思いました。しかし一方で、”導入教材”、すなわち”あることを学ばせるに当たって、最初に興味を持たせるための手段”として宇宙を利用するとすれば、それは必ずしも宇宙に限らなくても良くないのでは?と思いました。最初は確かに適当な導入教材として宇宙が使われるかも知れませんが、その先にあるのは必ずしもその場合に宇宙が適当でない場合も宇宙を導入教材として使ってしまう危険性です。目的が違ってきてしまう危険性ですね。僕の意見は(誰も必要としてないかも知れないけどw)”導入教材としての宇宙の素材利用は、教育センターの活動の一部ではあり得るかも知れないけれど、それがメインの業務になってはいけない”と言うことです。
一方、”宇宙教育の素材作り”に関しても言及されていました。一例としてペットボトルロケットの話しがあるのですが、昨今ペットボトルロケットに関して”どうやったら作れるのか””発射装置に関して教えて欲しい”などの問い合わせが増えているので、その教材作りを作りたい、という話しがありました。ここの部分もある一つの危険性を内包しています。おそらく教育現場からは、より具体的で詳しいhow to を求められる危険性があります。これは諸刃の剣で、how toの開示によって現場の人達が教育に導入しやすくなったとしても、その段階で創造性を奪ってしまう恐れがあります。もっとも今回の教育センターの紹介では、実際に担当をしている方々から直接、”安全基準等の指針をまとめるのが主目的”・”ただ読んでやるだけといった「考えないで済む」教材を作るつもりはない”とのお話を伺ったのでそのあたりは心配なさそうですが。この”安全基準の指針をまとめる”などに関しては、これこそまさにJAXAがやるべき事だと僕も大賛成です。このあたりをきっちり作ってくれると、現場で意志のある先生達が無駄な労力を使わずにすみますので。(もっとも”JAXAが作ったから安全のはず”等という盲信は論外なのですが、この僕の発言では言外に盲信する人達によって意欲的な先生達の仕事が増やされているという意味が込められているわけですが;)
あと、これはもう考え方の違いなんだろうけれども、、、、宇宙教育センターの教育主目的(の一つ?)が”生命の大切さ”を教えるというのはどうなんでしょう。。。>的川先生。確かに、確かに、それは重要なポイントだと思います。しかしそれは、宇宙教育であえて上位に取り上げることなんでしょうか?宇宙教育は、フロンティアスピリットの開拓などをもっと上位に取り上げるべきなんじゃないでしょうか?と僕はやっぱり思います。まぁ僕が教育センター長になったらそうしろ、ってな話しですかね :-p

・宇宙教育のパネルディスカッションにかんして

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