上記の項目は僕とは違うところで繰り広げられている活動だけれども、じゃぁ僕は最近何をしているのか?といえば・・・上記の議連のシンクタンク的な機能を持つべきだとして現在、東京財団に「宇宙政策研究会」が設置されていますが、其所の座長として「平時」「有事」の宇宙開発に関する基礎データをまとめています。これは近々、みなさまにも公開して、意見募集を行おうと思っているところです。
まず「平時」の宇宙に関して。先の有識者会議での提言や宇宙開発戦略本部会合での議決などでも、「自在な宇宙利用能力を我が国が保持すること」「そのための手法としては国費100%ではなくて民間活力も取り入れること」などが謳われています。そこでまず、「我が国としては宇宙開発のどの部分に力を入れるべきなのか?」、すなわち、「どの部分に力を入れたら日本の宇宙関連産業をサポートすることが出来、自立的に日本の宇宙利用能力を保持できるのか?」を明らかにするのが重要です。
そこで現在作ろうとしているのが宇宙関連産業のマトリクスです。具体的にはこんなのです。放送・通信衛星の民生部分が分かり易いですが、たとえばこの分野だと輸送系がどこのを使ったのかちょっと今すぐに全部はわかりませんが、インフラ構築主体は国内はわずか1機、海外は18機になります。もちろんBtoGがどのぐらいかはこれとは別にありそうですが、BtoBとしてはスカパーJSATさんが放送会社等にどのぐらい「通信/放送回線」として販売しているのかが入ってくるし、通信放送会社がどのぐらい民間に受信料として売っているのかがBtoCの部分に入ってきます。そしてエンドユーザーとしてのCが受信に必要な受信端末等の価格が民生設備部分に入るわけです。
これの現在と30年後ぐらいの将来見込を埋めれば、それでその分野の「市場としての現状の大きさ、日本のシェア割合、今後の市場の発展見込」が見てきます。それに、日本の技術的な強みや弱みを書くと、どの部分が宇宙関連の産業として有望なのが見えてくる、というわけです。
ちなみにこのようなデータは・・・・これまでは整備されてきていませんでした。SJACさんが毎年まとめられている資料が詳しいですが、それもここまでは詳しくない。また宇宙機の部分(輸送系の部分・インフラ構築の部分)がほとんどです。しかしそれだと、宇宙「関連」という裾野の部分(6兆円とも7兆円とも言われてますが)が見えてこない。それをなんとかあと1ヶ月ぐらいでまとめようと思っているんですが、、、大変です (-_-;
一応、こんな表を埋めていくことでこの辺のデータを明らかにしようと思っていますが、、、道のりは遠いな・・・

一方、これは宇宙基本法にも書いてますが、いわゆる「有事」に際しての宇宙がどうあるべきか、これも考える必要があります。この部分はいわゆる「儲かる」「儲からない」とは別次元で語られるべき物で、そのあたりもまとめ始めています。

まずは基礎データとしてこの辺をまとめることで、次ぎにこれに基づき国家100年の計を考えた宇宙戦略のシナリオを作らないと・・・というのが現在の課題です。

上記の資料作成に関しては、近々、東京財団か私のサイトかまだ決めていませんが、公開して御意見を戴きたいと思っています。

・宇宙利用の在り方

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