疲れました。。。。いや、まだこれから明日にかけて、いろいろと大変だったりもしますが。
どうやら松浦さんがtwitterで「資料が見たいー」とつぶやかれているようなので、僕の資料だけここに置きました。他の方の資料は僕が出すべき物ではないと思うので、宇宙開発戦略本部の公開をお待ちください。

・今日の資料

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・今日の資料” への5件のフィードバック

  1. 熱いご議論の合間で、思いつきを発言させていただく事をお許し下さい。
    秋山さんの資料を拝見し、私はお考えの方向に基本的に賛成致しております。その上で、今後皆様の間でご議論いただければなぁ、と思ったのが資料4の機器利用・販売促進の中にあった「デファクトスタンダード確保」という問題です。
    以前に、銭だ、金だと書き立てましたが、「デファクトスタンダードの確立」、これこそが、金儲けの上で最も大切なものであり、日本経済を再生させる上でキーなのではないか、と思います。もっと言えば、宇宙をはじめとしたフロンティアに挑む理由というのは、実は「自分たちにとって都合の良いスタンダードを確立する」ためなのではないか、と思うのです。
    アメリカという国はまさしくこういう動き方をしてきていると思います。航空管制が英語で行われるのも、国際電話の国番号でアメリカが1番なのも、世界中のコンピューターが英語を基本とするアメリカ製のOSで動いているのも、全ては自分達にとって都合良く事を進め、その枠組みの中でお金を儲けよう、というアメリカ流のビジネス手法の象徴だと思います。
    翻って我が国を見ると、どうもあまりスタンダードの確立はうまくないように思われます。映像メディアに関しては日本がスタンダードを持っているようですが、それだってかなりのすったもんだの末であり、次世代についてはどうなっていくのかわからない、という話も聞こえてきます。携帯電話に関しては一番可能性があった分野なのに、今ではすっかりガラパゴス化してしまい、日本の中だけで完結している有様。世界に伍して戦い、日本経済を牽引しているのは、実は未だに自動車やコンピューター等、アメリカがスタンダードを持っている分野なのではないでしょうか?
    「デファクトスタンダードの確保」これこそが、成長戦略を語る上で最も重要な課題だと思います。そしてそれは、単に技術力の問題ではなく、優れて人文科学的な課題なのではないか、という気がするのです。なぜ日本はスタンダードを確立できないのか?どうふるまうべきだったのか?アメリカはどうやってそれを成し遂げてきたのか?何だ彼らにそれを成さしめたのか?こういった疑問を、歴史を紐解きながら分析すべき秋(とき)が来ているのはないでしょうか。

  2. 我々は前原大臣が選定したメンバーで、大臣の政治決断に基づく指名です。私自身は今までも日本の宇宙開発の方向性を考えて行動してきましたが、それが今回、こういう形でポストに選ばれたことは幸せだと思っています。しかし一方で、その責任の重要さも感じながら、自分に出来る最善のことをしなければならないとも思っています。このblogで様々に情報発信しているのもそういった理由からです。皆様からも色々なコメントを戴いて、しっかり自分の中で咀嚼し、責任ある発言をしていけたらと考えています。
    (もっともこのblogはその為だけにあるものではないので、全然別なつぶやきも交じりますけどね)
    次の大臣、次の政権になったら私を含めた委員の意見は放り出されるのかも知れません。ブッシュ時代が終わり、NASA長官も別の人が指名され、アメリカの宇宙政策が変わったのと同じです。しかしそれが民主主義としての政治的な清浄さだと思っています。我々は選挙で選ばれた政権の政務官によって指名されたメンバーなのですから、そうなるのが当たり前です。もっとも政権が代わっても「やはりあの提言は正しかったよね」と思われて継続されるような方針を打ち出せると良いのですが。頑張りたいと思います。
    また誤解されているようですが、有識者会議では個別論を決めることが重要なのではないと思っています。これは私の理解ですが、有識者会議では「日本が宇宙開発に取り組むべきなのか?取り組むべきとしたらどんな方向性を持つべきなのか?」「そのような方向性をどういう組織を作って議論し、実現していくべきなのか?」の2点を検討すべき課題としているのだと思っています。我々5人で宇宙のことが全てわかっている、などとうぬぼれている委員は居ないと思います。少なくとも私は思っていません。個別論に拘泥せず、宇宙基本法の精神に則りつつ、何が我が国の国策なのか?そしてどのような組織を作れば、その国策を反映しながら、それを日本の宇宙開発の方針決定に反映できるのか?それを議論しています。なので個別論に関しては、我々の方針と組織論が承認され、その形が実現した時にその組織で決まっていくと思っています。その為には必要なら法整備もされると思いますが、スピード感で言えば1年とかそのぐらいで作られていくのでしょうね。
    一方、今回公開した私の資料は多分に「政府の新成長戦略に宇宙分野として何を反映させるか?」という観点に基づいて作成しています。なのである意味特例ですが、個別論に踏み込んでいます。(実は最初、私が作り始めていた資料はもっと観念論的・根本論的なものでした。)これは国家戦略室が3/10 14時と期限を切って、具体的な施策提案を求めたからです。きちんと議論できる枠組みを作ってそこで議論をして決めることが望ましいのは先にも述べたとおりですが、しかし現実の政治にはそれを待ってられない日程もあります。そう言う場合には今回のように、「政治主導の判断」がなされるために、まさに大臣に意見を求められた有識者会議が提言を行い、政務三役の政治判断で採用されたということです
    また付け加えるならば、この新成長戦略の今回のヒアリングは第一回目に過ぎません。今後、国家戦略室とのやりとりのなかで精査されていく物だと思っています。有識者会議がいつ頃に提言をまとめるのかはまだ決まっていませんが、新成長戦略の策定は6月頃が予定されています。内容に関しては今回同様、大臣以下政務三役が決断をされることになります。その時にまたコメントを求められることがあればその時もまた、自分なりにきちんと考えた意見を述べたいと思っています。
    今回の資料で私がISSは撤退すべしと書いたのは、年間600億円以上の国費を注ぎ込み、それが日本の新成長戦略にどのぐらい答えられる施策なのか?と言われたた、それには充分に応えられないと考えたからです。自分が事業仕分けに担当として説明を行った時に、それだけの投資金額の説明が、出来ないと言う事です。成長戦略にあげる施策として、説得力のある文章を思いつかない、と言うことです。政務官がプレスで「前のめりになるべきではない」と発言されたのは、ISSへの投資が日本の経済成長戦略にどのように寄与するのかが明らかになっていない状況で、それを漫然と継続するような国際協約をすべきではない、と御判断されたからでしょう。
    これに対して「いやいや、充分に説明できるよ」ということであれば、それはここで御意見を述べていただいても良いし、その他いろんなところで意見表明をして、世論を形成して戴ければと思います。ここに書かれた内容に関しては、私自身も良く読んで、良く考えさせていただきたいと思っていますので、どんどん書き込んでください。

  3. 秋山さんの苦手なTwitterで勝手につぶやいててすみません。
    Twitterのつぶやきって、その場の脊髄反射的な感想に近いです。つぶやいた以上は世界中から読まれることに対して責任は持ちますけど、秋山さんの資料を読みおえた第一印象が「この流れだと(ISSベースの軌道周回)有人は切られる方向に有識者会議の議論が進みそうだな」との感想を持ちました。
    同時に秋山さんが「有人サブオービタルは積極推進派」であるというのもしっかりと感じ取ることができました。そこはちゃんと読み取ってますのでご心配なく。
    「”前からやってる”だけの理由で予算の1/4をしめるような決定を安易に下すということはあり得ないのでは?」というのは私もまったくもって同感で、ここはおおいに口角泡を飛ばして激論を戦わせるべき時です。
    その際、現在の有識者会議の顔ぶれだけでは議論が成立しないことはほぼ自明だと思うのですが、現在のメンバ−を誰がどういう理由で選んだのかはどこかで公開されているのでしょうか?
    「ちょっと表でろ」ってんなら、つきあいます。^^;
    とまれ、おつとめじつにご苦労様です。お体ご自愛くださいませ。

  4. 詳細な状況説明をありがとうございました。
    一つご理解いただきたいのですが、このブログで秋山さんがご自身の会議資料を公開されたことは、ご自身の立場や思いをブログ読者に伝えるとともに、それ以上の絶大なインパクトがあります。
    それは「今回の有識者会議の結論が政治の側にどのように利用されようとしているのかが、ブログ読者には透けて見えてくる」という効果です。その意味では宇宙開発戦略本部がまだ3月9日の資料を公開していない現時点でご自身の資料を公開された秋山さんのご英断に感謝しています。
    http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/kaisai.html
    >皆様からも色々なコメントを戴いて、しっかり自分の中で咀嚼し、責任ある発言をしていけたらと考えています。
    よろしくお願いします。
    >(もっともこのblogはその為だけにあるものではないので、全然別なつぶやきも交じりますけどね)
    これも了解です。
    >もっとも政権が代わっても「やはりあの提言は正しかったよね」と思われて継続されるような方針を打ち出せると良いのですが。頑張りたいと思います。
    この思いは私も共有しています。がんばってください。
    >また誤解されているようですが、有識者会議では個別論を決めることが重要なのではないと思っています。
    いえ、これは誤解ではありません。秋山さんは「個別論を決めることが重要なのではない」と了解しており、私もそのように事態が推移することを切に希望するものです。しかし同時に、事態は秋山さんの理想通りには進まないものと私は予想していて、極めて悲観的です。
    >これは私の理解ですが、有識者会議では「日本が宇宙開発に取り組むべきなのか?取り組むべきとしたらどんな方向性を持つべきなのか?」「そのような方向性をどういう組織を作って議論し、実現していくべきなのか?」の2点を検討すべき課題としているのだと思っています。
    この秋山さんの理解は正しいです。有識者会議はそのような立場で議論を進めるべきです。
    >なので個別論に関しては、我々の方針と組織論が承認され、その形が実現した時にその組織で決まっていくと思っています。
    これも同意します。
    >その為には必要なら法整備もされると思いますが、スピード感で言えば1年とかそのぐらいで作られていくのでしょうね。
    これも同意します。
    >一方、今回公開した私の資料は多分に「政府の新成長戦略に宇宙分野として何を反映させるか?」という観点に基づいて作成しています。なのである意味特例ですが、個別論に踏み込んでいます。(実は最初、私が作り始めていた資料はもっと観念論的・根本論的なものでした。)これは国家戦略室が3/10 14時と期限を切って、具体的な施策提案を求めたからです。
    私が懸念しているのはここです。なぜ急に期限を切って、秋山さんご自身の信念に反する個別論に踏み込んだ資料が求められたのか、ご自身は納得されていますか? 「話が違うじゃないか!」との思いはありませんか?
    >きちんと議論できる枠組みを作ってそこで議論をして決めることが望ましいのは先にも述べたとおりですが、しかし現実の政治にはそれを待ってられない日程もあります。そう言う場合には今回のように、「政治主導の判断」がなされるために、まさに大臣に意見を求められた有識者会議が提言を行い、政務三役の政治判断で採用されたということです
    その通りです。私が「流れ」という言葉で表現したかったのは、有識者会議の結論が現実の具体的な政治日程の中で別の重要性を持ち始めているのではないかという懸念です。
    >また付け加えるならば、この新成長戦略の今回のヒアリングは第一回目に過ぎません。今後、国家戦略室とのやりとりのなかで精査されていく物だと思っています。
    今後も続いていく、というのはその通りだと私も思います。ただし今回まとめる提言が極めて重要なインパクトを持つことになるのも事実です。
    >有識者会議がいつ頃に提言をまとめるのかはまだ決まっていませんが、新成長戦略の策定は6月頃が予定されています。内容に関しては今回同様、大臣以下政務三役が決断をされることになります。その時にまたコメントを求められることがあればその時もまた、自分なりにきちんと考えた意見を述べたいと思っています。
    了解です。ただ、その頃には事態はすでに大きく進展していると私は予想しています。(具体的には4月から始まるJAXAなど独立行政法人の事業仕分けなどにおいて)
    >今回の資料で私がISSは撤退すべしと書いたのは、年間600億円以上の国費を注ぎ込み、それが日本の新成長戦略にどのぐらい答えられる施策なのか?と言われたた、それには充分に応えられないと考えたからです。自分が事業仕分けに担当として説明を行った時に、それだけの投資金額の説明が、出来ないと言う事です。成長戦略にあげる施策として、説得力のある文章を思いつかない、と言うことです。
    「投資金額の説明」ができないと感じるのは私も同感です。これはJAXAの有人宇宙環境利用ミッション本部が国民が納得できる説明を行うべきところです。
    >政務官がプレスで「前のめりになるべきではない」と発言されたのは、ISSへの投資が日本の経済成長戦略にどのように寄与するのかが明らかになっていない状況で、それを漫然と継続するような国際協約をすべきではない、と御判断されたからでしょう。
    政務官の判断について私はこの場で意見を述べることはしません。ただ指摘しておきたいのは、政務官にとって秋山さんの資料がもつインパクトは絶大だということです。秋山さんのような意見がこれまでは公の場で議論されることなくいろいろなことが進められてきたので、今後もぜひ公開の場で議論を継続していただきたいと思っています。残念ながら
    http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/kaisai.html
    に資料がまだ公開されていないので、私は現時点では極めて悲観的です。
    >これに対して「いやいや、充分に説明できるよ」ということであれば、それはここで御意見を述べていただいても良いし、その他いろんなところで意見表明をして、世論を形成して戴ければと思います。ここに書かれた内容に関しては、私自身も良く読んで、良く考えさせていただきたいと思っていますので、どんどん書き込んでください。
    私は宇宙開発業界の人間ではないので、個別のプロジェクトに対して特別な思い入れはありません。ただ国の財政状況が厳しい中で、今回の有識者会議の結論は、秋山さん個人の思い入れとは全く別の、もはやコントロールできない大きな新しい流れになっていくのだろうなぁ、と、思います。
    時代は変わりますし変えていかねばなりません。有人サブオービタルであっても、実際に日本が独自に取り組むことができれば、従来の立場から比べて大きな変化です。
    でも私は今訓練を続けている日本人宇宙飛行士を応援していますし、彼らの心情を慮っています。

  5. > 私が懸念しているのはここです。なぜ急に期限を切って、秋山さんご自身の信念に反する個別論に踏み込んだ資料が求められたのか、
    > ご自身は納得されていますか? 「話が違うじゃないか!」との思いはありませんか?
    これは主語の問題ですね。誰が期限を切ったのか?です。今回、期限を切ってきたのは国家戦略室です。この時期に期限が切られるとは、有識者会議に関係する政務三役も、宇宙開発戦略本部も、思っていなかったと理解しています。もちろん我々、委員のメンバーもですが。
    ただ、国の施策を考えるべき下部組織として、国家戦略室からの支持に可能な限り、政治家も、官僚の方々も、我々招集された委員も、精一杯対応しただけです。
    私は「意に反して」とは思っていません。それは日程を持った政治の中では、リアリスティックに考えると充分にあり得ることで、想定の範囲内です。だから有識者会議の委員に選ばれる事になった時には、こういう事態にも備えて、自分の出来る範囲で充分に個別論にまで踏み込んだ勉強はしてきたつもりです。じゃないと1週間であの文章は書けません。そこまで私も神経が太くないです。あの資料は、私としては内容に十二分に納得して、確信して、書いています。
    宇宙開発戦略本部で資料が公開されていない理由は私もわかりませんが、既にプレスでは配付されています。また官僚の方々としては、無用な誤解を避けるために、様々な調整が十分に済んでから公開したいというマインドに傾きがちであることも、充分に理解できます。このマインドに関しては議論の必要はあるのでしょうが、「自分の責任でリスクを取る」事に関して、国民全体がそのようなマインドある現状、彼等だけを責めてもなぁとも思います。「まず隗よりはじめよ」との戒め通り、私は私が責任を取れる範囲と言う事で、今回、私の資料に関しては公開させていただいた次第です。ただこれも繰り返しになりますが、有識者会議を代表するのは座長である松井先生であり、政務三役の方々です。また私自身、彼等の運営に関して全幅の信頼を寄せています。なので、有識者会議としての正式見解であれば、それは私ではなく、彼等にお聞きください。
    私がこのblogで受け答えできるのは、私が公開した私自身の資料がどのような根拠・理由で作られたのかと言う事だけです。
    私自身、山崎直子さんを初めとする日本人宇宙飛行士はもちろん応援しています。しかし考えるべきは彼等の心情ではなく、国民全体の理解と納得が得られることだと思います。また彼等自身にとっても、きちんとした形で議論がされることは、決してマイナスではないと考えています。

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