研究者側が”論文がアクセプトされるまで報道を待ってほしい”というのに対して、マスコミ側は”マスコミは必ずしも「真実」を伝える機関ではなくて一仮説としての段階でも報道する必要がある”という議論であると受け取りました。研究者による発表が、どの段階でされたかという点に関しては様々な意見が出ましたが、私もプロシーディングや万人がアクセスできる状態でネット上で研究者が情報を公開した段階で、それらの情報は社会に対して公開されたと考えるべきであり、その情報に関しては公開した研究者が責任を負うべきである、と思います。
論文がアクセプトされた云々というのは研究者側の甘えであり、もしそれを望むので在れば、情報が漏れないように機密保持に尽力するのは研究者側が追うべき責務だと思います。
一方、マスコミは”仮説を報道しているだけ”というスタンスをとっていますが、これはあまりにマスコミの力を(意図的に?)過小評価しすぎでしょう。仮説を紹介するときにも、”○○がわかる!”という書き方をするのがマスコミの常ですし、また少なくともこの日本の社会においては、新聞報道等がされた場合、それを”事実である”と受け取る人が多数を占めているのも間違いないでしょう。
そのような報道がされた場合、仮に間違った認識が広がってしまうと、その訂正にはかなりの労力が必要となりますし、”訂正不可能”と言っても過言では無い状況だと思います。(もちろんその影響がきわめて甚大な場合は事が大事になって訂正も可能でしょうが、それほど甚大でない場合は事はうやむやになって訂正も不可能です。また、発表した側にとってもうやむやにできるような程度と言うことで、「発表やり逃げ」が可能になってしまいます)このあたり、マスコミ側が自己の影響力をホントにそんな風に過小評価しているので在れば、大きな問題だと思います。

・マスコミ報道の受け止められ方に関して

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