世間ではゴールデンウィーク初日らしい。いや、確かにね、このゴールデンウィークは溜まっていた仕事をやり遂げるためのバッファとして使う予定だったから、出社予定だったけどさ。”明日10時に来るので部屋開けておいてくださいね”といっていた学生達。こねーじゃん(-_-;
一応学生達も集まりだし、秋田大缶サット製作チームが立ち上がりました。課外授業と同様の扱いのこのプロジェクト、もちろん活動拠点はありません。でどうするかといえば、センター教官室という名前の私の部屋に学生達が入り浸ることに。まぁこんな日が来るであろうと、部屋のレイアウトはばっちり考えて対応していたんですけどね( ‘-‘ )フフフ
しかーし。学生達、自分で調べるとか考えることになれていない。学生達が調べ事や作業をしている傍ら、こっちは普通に業務をこなしているわけです。が、学生にはそんなことは全然わかっちゃいない。”気圧計で高度が測れるんですか?”とか、”電源はどうするんですか”とか、だからそーいうのはチミ達が調べるんだよっ!!! ってなわけで、早々に入り口に張り紙を。”教官は仕事中なのでむやみに話しかけること厳禁!!” まぁ慕われ頼りにされてるって事なんだろうけど、この辺の距離感の取り方が難しいなぁ。というわけで、今日は技術のお話を<ようやくかよ(-.-)ボソッ
別に缶サットに載せる電子システムは決まっている訳じゃないけど、H8なるマイコンボードを使うことが多いようです。このH8マイコンは、一般の家電製品などにも使われている小さくて便利な優れもの、らしい。近い将来こいつは買ってくる予定なんだけど、こういったマイコンボードは別にキーボードもついていないしディスプレーだってついていないので、入出力端末がきちんとついたポケットコンピュータというのは非常に便利な学習道具となる。最近はどうなのか知らないけど、僕が中学生の頃にはシャープとカシオがプログラミング可能なポケットコンピュータを発売しており、特にシャープはマシン語が使えるということでおたっきーな学生達には大人気であった。PC1245という入門機を中一の時に買ってもらった話はしたけれど、その後中三ぐらいだったかなぁ、PC1350なる機種を自分で購入。PC1245はメモリも少なく、液晶も5×7が12文字分(しかも一文字ずつの間だが切れている)状態だったが、PC1350では液晶がずらっと連なって250×120ぐらいだったかな?というすばらしい機種だった。で、この2つともおいていたはずなんだけど、、、現在PC1350が行方不明(T_T) 何処に行ったんだろう(T-T )( T-T)ウルウル
何故に僕はこのポケットコンピュータを置いていたのか?それは、CPUの進化の歴史を見つめていたからなんですな。現在我々が使っているパソコンは、16bbitどころか32bit、64bitは当たり前。へたすりゃ128bitなんて物もある。256bitもあるのかな?このbitというのは、コンピュータが1回に考えられるスイッチの数、と考えてみればよい。ポケットコンピュータなど、コンピュータが一般に売れ始めた頃は8bitパソコンが主流だった。8ビットというとスイッチが8つ。スイッチはオン・オフがあるから、8個のスイッチだと2×2×2×2×2×2×2×2、すなわち2の8乗で256個の組み合わせ作り出せる。とか書くともうわけわからんかな?(^_^;
じゃぁこう考えてみよう。ここに2×8のマス目がある。で、そのマス目は、上下のどちらかが黒くなくちゃいけない。すると、このマス目の組み合わせはどんなのがある?すなわち。。。。
○○○○○○○○
■■■■■■■■
これがスイッチが全部offの状態、すなわち0番目。
○○○○○○○■
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これがスイッチが一つだけ入った状態。すなわち1番目。
○○○○○○■○
■■■■■■○■
これが2番目のスイッチが一つだけ入った状態。すなわち2番目。
○○○○○○■■
■■■■■■○○
これが1番目と2番目のスイッチの2つが入った状態。すなわち3番目。
こうやって延々組み合わせが出来ていく。
8ビットのコンピュータは1回に、こういう2×8の白黒マス目を見て、何番目の組み合わせかを理解することが出来るわけだ。すると、彼が見分けることが出来る白黒マス目のくみあわせの数はいくつになるかというと、、、0〜255の、全部で256個になる。これが8ビットパソコンだ。
コンピュータに命令を与えるときに、Aしなさい、Bしなさいと命令語を考えてみることにしよう。すると、1回に256個の物しか見分けられないコンピュータに与えられる命令はいくつ?そう、256個である。もちろんこの256を複数組み合わせることによって(例えばAしてからBしなさいとか、AしてからCしなさいとかね)どんどん沢山の命令を作り出せるけど、基本的な命令は256個しかコンピュータは理解できない。また、数を数えても、0から255までしか彼は理解が出来ない。これが8ビットパソコンといわれる奴の能力だ。しかしこれが16ビットとか、32ビットになったらどうなる?同じように考えると、16ビットパソコンでは2の16乗の命令、すなわち65536通りの命令を理解する。32ビットパソコンに至っては42949672・・・・通りの命令を理解する。64ビットパソコンとか128ビットパソコンは・・考えたくもないよね;
 
すなわち、もしもマシン語を理解しようとするなら、8ビットパソコンでは多くても256個の命令を覚えたらすむけれども、16ビットパソコンでは65536個もの命令を覚える必要があるわけですな。僕が中学生の頃というのはパソコンの能力が倍々で増えていった時代だったわけで、そんな中で中学生のおいらは考えたわけですな。”あかん、普通の人間に理解できるのは8ビットパソコンまでや。これから先、どんどんパソコンは複雑になっていって一般人の理解を超えて、ブラックボックスに成るに違いない。すると、パソコンを勉強しようとしてもいきなりすごい高いハードルを越えなあかんようになる・・・”<何故に関西弁(笑) そこで、あの時代に普及していたマシン語も使えるsharpの8ビットポケコンが、マシン語を学ぶ登竜門として重要で貴重な機体になるに違いないっ!!とあの当時から現在の状況を見越していたおいらは、なんてすばらしい戦略家なんだろう♪(現在自画自賛警報発令中) そして現在。もちろん8ビットのパソコンであるH8マイコン等が世には存在し、出回っているわけですが、よりオタク度が増していて、キーボードも液晶もついていない状態になっているわけですな。なぜなら、現在はマシン語を学ぼうというのはより少数になり、パソコンの中身は一般の人にはどんどんブラックボックス化しているからで、それでも学ぼうというのは入出力端末ぐらい自分で何とか出来るような先鋭ばかりになっちまってるということですな。しかしここでポケコンがあると、はんだごてを握らずともとりあえずいろいろな勉強が簡単にできてしまうわけです。
というわけで今日のところはおしまい。次回はこのポケコンを使ってどういう風に彼等が学び始めたかをお知らせしましょう。それではまた!

・ポケットコンピュータの話し

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・ポケットコンピュータの話し” への7件のフィードバック

  1. 学生側の日記は連休明け頃から別のサイトで掲載予定です。<大学の学内サーバにアップ予定ですが、その学内サーバの運用担当が私で、今せっせと各種手続き&立ち上げ作業をやっております;
    掲載が始まったらお知らせしますね。ただし、一つだけお約束を。実はこのサイト、うちの学生連中は気がついていないことを前提に書いております。まぁ早晩気がつくでしょうが、それまで私が書いているここの事は学生には積極的には教えないでくださいね。御願いします。

  2. そろそろこれ↓が発売されるみたいですよ。
    http://ascii24.com/news/i/topi/article/2004/10/29/652296-000.html
    MSXマガジン永久保存版第3号(笑)が先日発売されて、その中で紹介されていました。
    ほどほどにできあがっていてほどほどに作らなければいけない(ハードもソフトも)ので、学生さんにはちょうどいいのではないかと思いますです。
    CPUもZ80相当ですし。
    こちら↓をウォッチしていろ、と雑誌には書いてありました。
    http://www.ascii.co.jp/pb/ant/msx/

  3. ぉー 懐かしいですね、MSX。ってか、まだ生き残っていたとは知らなかった(笑)
    確かによさげですが、缶サットやキューブサットでは小ささが命のようなところもあるので、ちょっと大きい気もしますね。しかし今後の展開も考えられるので、ちょくちょくウォッチすることにいたします。情報ありがとうございました。

  4. 私も学生と同室の助手で、学生の頻繁な質問に、時間を寸断されるというくだり、共感します。できるだけ邪険にしないで対応したいところですが、こっちも切羽詰まっていたり、機嫌が悪いと、「マニュアル読め!」などと突き放してしまいます。
    研究と教育のバランスの問題でしょうかね。

  5. >ごんざぶろうさま
    御心中お察しいたします。ホントバランスでしょうね。もっとも私の場合、現時点では立ち上がったばかりのセンター雑務を一手に引き受けて、新しいシステム構築にかなりの時間を割かれていて研究ゼロ、教育と事務100って感じですが(^_^; 5月中旬からは研究40ぐらいに持って行くぞーーーっ

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