が、月だけの話しだけ書くと方手落ちだし鼎の軽重を誤っていると思われても嫌なので追記。上記のような「月を特記してしまった科学探査」は重要な問題だけれども、「月探査懇談会」はともかくとして「宇宙開発戦略本部会合」が開催された意義はもっと別の所にある。これは宇宙基本法以降、政権交代を挟んで、今後の宇宙政策をどう考えていくかという問題に関して、これまで同じテーブルにも着けなかった状態だったのが、ようやくきちんと議論を開始した、というのが一番の成果だ。この実現に向けて努力された文科省・内閣府・宇宙戦略本部の方々の御尽力には、心から敬意を表したい。またみんながまずテーブルに着くためには、最初から体制論が出るのもよろしくない。体制などと言うのは、「やりたいこと」がわかってくれば自ずと出てくる話である。だから今回の資料で体制が論じられていないことは、十分に理解できる。
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既に出ているが、月だけの話しだけ書くと方手落ちだし鼎の軽重を誤っていると思われても嫌なので追記。上記のような「月を特記してしまった科学探査」は重要な問題だけれども、「月探査懇談会」はともかくとして「宇宙開発戦略本部会合」が開催された意義はもっと別の所にある。これは宇宙基本法以降、政権交代を挟んで、今後の宇宙政策をどう考えていくかという問題に関して、これまで同じテーブルにも着けなかった状態だったのが、ようやくきちんと議論を開始した、というのが一番の成果だ。この実現に向けて努力された文科省・内閣府・宇宙戦略本部の方々の御尽力には、心から敬意を表したい。またみんながまずテーブルに着くためには、最初から体制論が出るのもよろしくない。体制などと言うのは、「やりたいこと」がわかってくれば自ずと出てくる話である。だから今回の資料で体制が論じられていないことは、十分に理解できる。
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私を含めた「科学や宇宙探査コミュニティー」にとっては前項の「月」などの話しは重要事項だけれども、おそらく宇宙戦略本部会合に参加した方々にとっては、それは実は些末な事なのだ(だからこそ、事務方で準備する資料でここだけ特記で盛り込むのはちょっとずるい、と僕は思うのだけど)。そんなことよりも高所大局から、危機に瀕した日本経済の中で、何故宇宙開発を守らなければならないか、それをどうしていきたいのか、それが話されるテーブルにみんなが着いた、というのが重要なのだ。それを実現する具体的な方法に関して記述が足りないという御指摘もあるようだが、『我が国として、他国に依存することなく、自在な宇宙利用能力(=「自律性」)を保持し続けることは必須』と断じたことが一番重要であり、その意味で、昨日の宇宙戦略本部会合は重要な決断をしたと僕は思う。

・・・というか、マスコミも其所をこそ取り上げようよ(-.-)ボソッ
月基地!とかそういうなんだかエキセントリックな事ばかり取り上げるから、宇宙開発で何が議論されてるか良くわかんなくなるし、議論が全く深まらないんだよ(-.-)ボソッ

科学探査に関しては引き続き議論をすべきであるが、それと同時に、自在な宇宙利用能力を維持できる裏付けとして何をすべきなのかは、こちらも充分に議論して、しかも即座に実行されるべきである。

じつはこれに関しては、民主党の「成長・地域戦略研究会」が5/10に報告書を出しており、宇宙に関して以下のように記述されているのを紹介しておこう。おそらく、ここの文言も加味して検討した結果が、政府の新成長戦略に載ってくると思われる。

成長・地域戦略研究会報告
成長・地域戦略〜デフレを克服し、成長を促す戦略〜
平成22年5月10日
11ページ目
(4)宇宙開発利用
【政策理念】
 国民生活の向上、安全・安心の確保、科学技術の発展、国際協力の推進、新たな産業創出のため、政官民一体で、宇宙開発利用を協力に推進する。

【政策体系】
○衛星は手段であり目的はデータ利用であるため、多方面におけるデータ利用を進め、世界標準との整合性を図り国際競争力を確保する。
・測位静止衛星(PNT)宇宙基盤による産業の活性化を図る。
・地球規模の課題対応、安全保障、危機管理等における衛星情報の共有を推進する。
・内閣官房、国土交通省、経済産業省、文部科学省等関係府省はデータ利用の国際標準機関に参加し国益を確保する。また、国民が容易に利用できる環境を整え運用する。
○官と民がパートナーを組んで事業を行うパブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)事業を広く推進し、商用画像衛星、通信、測位、輸送等の可能性を追求するとともに、東アジア共同体構想を視野に置きPPP事業の国際展開を図る。
○宇宙基本法、海洋基本法、地理空間情報活用推進基本法の連携強化を図り、国家主権(領土、領海、領空)のより明確化を保持し、衛星を使った海洋監視体制を整える。

上部構造としては、このあたりも頭に入れつつ、今後の議論が深まると良いと思っている。

・もう一つの側面昨日の宇宙開発戦略本部会合の資料は既に出ているが、月だけの話しだけ書くと方手落ちだし鼎の軽重を誤っていると思われても嫌なので追記。上記のような「月を特記してしまった科学探査」は重要な問題だけれども、「月探査懇談会」はともかくとして「宇宙開発戦略本部会合」が開催された意義はもっと別の所にある。これは宇宙基本法以降、政権交代を挟んで、今後の宇宙政策をどう考えていくかという問題に関して、これまで同じテーブルにも着けなかった状態だったのが、ようやくきちんと議論を開始した、というのが一番の成果だ。この実現に向けて努力された文科省・内閣府・宇宙戦略本部の方々の御尽力には、心から敬意を表したい。またみんながまずテーブルに着くためには、最初から体制論が出るのもよろしくない。体制などと言うのは、「やりたいこと」がわかってくれば自ずと出てくる話である。だから今回の資料で体制が論じられていないことは、十分に理解できる。

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