「学術成果の広報と報道に関するシンポジウム II」の開催について
昨年に引き続き「学術成果の広報と報道に関するシンポジウム」を3月10日(木)に下記の要領で開催いたします。奮って、ご参加くださるよう御願いします。本シンポジウムは、総合研究大学院大学・学長プロジェクト「最先端学術研究の社会との共有をめざす総合的研究 ——パブリック・アウトリーチとオーディエンス」の個別課題プロジェクト「学術最前線の情報発信とジャーナリズムのミスマッチを探る」(代表者:渡部潤一)の研究の一環として開催するもので、本年度が最終回となります。招へい講演が中心ですが、若干の一般講演やコメントも可能ですので、ご興味のある方は、主催者までご連絡くださるよう御願いします。また、前回、前々回のシンポジウムの集録に若干の余裕がありますので、ご希望の方はご連絡くださるよう御願いします。 尚、申し込みは文末の申し込みフォーマットをご利用頂ください。
総合研究大学院大学 天文科学専攻 国立天文台天文情報公開センター 渡部潤一

本シンポジウム開催の趣旨:
法人化を迎えて、研究機関や大学では社会との連携や広報の重要性が再認識されつつあります。学術成果を積極的に社会還元させる一つの手段として、マスメディアを通じての情報の公開は、手段の一つではありますが、公開された情報や、それを一般に伝える役割をなすべきマスメディアが、学術成果を正確に扱い、またあるいは間違いなく伝えているか、これまでの経験に照らして、疑問をもつ研究者も少なくありません。その一方、学術成果をより早く、かつ簡潔に報道したいと考えるジャーナリズム側では、情報の省略やタイトルの付け方などの工夫をする必要があり、その結果として批判的な立場に立った記事の場合でなくとも、発信側と受け手側のミス・コミュニケーションと思われる事例が多々発生しています。
報道は発信側の研究者・研究機関に何を要求し、また発信側である研究者コミュニティはマスメディアに対して、どのように思っているのか。情報がどうして意図に反する表現にされてしまうのか。こういった、すれちがいの原因をある程度は昨年度のシンポジウムでもかなり明らかになってきたと思います。
しかしながら、昨年度は研究者コミュニティと一言でいえない、分野間の意識差が見られました。そこで、今年度は広い分野を包含する総研大の研究者に対してアンケート調査結果を行いました。その結果、このミス・コミュニケーション問題に対して分野間別の意識の差が大きいこと、とりわけ天文学分野と文科系分野では、そのような経験が多いことがわかってきました。 
今回のシンポジウムでは、科学技術ジャーナリスト会議の牧野会長から基調講演をいただくと共に、ミス・コミュニケーションが多い天文学分野での最近の報道事例について、報道側への”苦言”を発信側の研究者から、また研究者コミュニティがすべきことについての”提言”を報道現場の記者の方々から、それぞれ紹介していただき、いつものように”本音”で熱い議論を戦わせていただく予定です。

ーーーーーーー プログラム ーーーーーーーーー
 学術成果の広報と報道に関するシンポジウム II
 日時:2005年3月10日(木)     
 場所:国立天文台(三鷹) 大セミナー室
13:45− 挨拶    観山正見(国立天文台副台長)
14:00−  アンケート調査結果
          ー 分野毎の研究者の報道に対する意識差とその原因 ー
               渡部潤一(国立天文台天文情報公開センター)
14:20−  研究者から見た報道実例 ー天動説と地動説ー
               縣 秀彦(国立天文台天文情報公開センター)
14:40−  宇宙関連報道に見る取材/解説の窓口  秋山演亮(秋田大学工学資源学部)
15:00−  成果の報道に接して      伊藤洋一(神戸大自然科学研究科科)
15:20−  休憩
15:30− 「科学ジャーナリズム:一流になることはできるか」
         牧野賢治(日本科学ジャーナリスト会議会長、東京理科大学)
16:15− 報道現場からの提言
      「科学技術記事をいかに流通させるか」  松田 智(時事通信社)
      「研究者・研究機関に言いたいこと」   大島弘義(東京新聞)
17:00−  議論
17:40−  懇談会

●エクスカーション:観望会(晴天時)
晴天時には、50cm社会教育用公開望遠鏡による土星の観望を行います。

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 参加ご案内
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日 時 2005年3月10日(木) 午後13時45分〜午後5時30分
と こ ろ 文部科学省国立天文台
〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
アクセスhttp://www.nao.ac.jp/J/AboutUs/MTK/access-naoj.html
参 加 費  無料
懇親会費  2,000円程度(予定)
参加申込  国立天文台天文情報公開センター広報シンポジウム係 半田宛
 e-mail: rec@pub.mtk.nao.ac.jp
申込締切  参加申込:2005年3月8日(火)

・「学術成果の広報と報道に関するシンポジウム II」

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