引き続きツッコミにお返事の続きなんですが、宇宙政策系なので項目を分けてみました。
wakateさんのコメント
非常に重要な側面を含んでいるのですが、僕の答えは以下です。

  • 我が国がR&Dというか、シャドーパワーとして戦略的な技術を平和的な宇宙開発で実施してきたことは、少なくとも現在の官僚・政治家には意識が少ないですが、JAXA・メーカーの現場の方々にはしっかりと意識されていると僕も思います。
  • 問題はこの『現在の官僚・政治家(霞ヶ関)には意識が少ない』という部分です。『国防戦略を公にする馬鹿がどこにいますか』はその通りなのですが、それは鳩山さんの「腹案」みたいなもんで、実は全然裏でも考えてなかったりする、ということです。有識者会議のメンバーになって色々と資料に触れ、現場の人達と話をする機会を得ましたが。。。全然考えてないですね。考えるべき人達が。もっとも、その部分(だけじゃないですけどね。宇宙開発全体に戦略がないことに、ですが)に危機感があったから、有識者会議は組織されたのです。
  • 重要なのは表でも裏でも良いですが、きちんとした議論がなされ、戦略に基づいた戦術が目に見える形で実施されてくるかどうか、です。現在進められている宇宙開発の一つ一つから、全体の戦略像を読み解けますか?僕には読み解けないです。実に行き当たりばったりに見えます。

bn2islanderさんのコメント
『宇宙開発戦略本部の無能ぶり』と書かれておりますが、ここ、内閣府からも毎日読み来られてます(^_^; 個人的には実はこの意見には反対でして、彼等は実に優秀だと思っています。ただ問題は別の場所にあるんですよね。どこかと言えば、『内閣府に宇宙開発戦略本部を設置したと言う事は,省庁の枠組みを超えて宇宙戦略を構築しようということ』ここの部分の理解です。
実は私も、また4月末の有識者会議のメンバーも、「内閣府は省庁横断で事業を実施できる」と思っていたのです。でも、違いますね。無理です。
実に些細な話しなんですけどね。私も係わって実施している、「能代宇宙イベント」とか「缶サット甲子園」というった、学生の宇宙教育の後援依頼を、宇宙開発戦略本部に相談したことがあるんですよ。その時に言われたことが、「うちは内閣府なので、2つ以上の省庁が後援していないと後援できないんです」。
その時に、そっかーと思いました。もうこういう些細なことから、内閣府の精神は、官僚の中では「省庁間の調整」はやっても「リーダーシップを持って省庁横断事業を牽引する」というような事は全く想定されていなくて、おそらくすべての省令・行動原理が、それに支配されてるのです。いや、確かにそれに反発して内部から突き動かせよ、ということは簡単ですが、、、それ、貴方なら出来ますか?僕は無理だなぁ。もうこうなってくると、全然違ったパラダイムシフトが必要で、それは思いつきで出来ることじゃないです。まさにローマは1日にして成らず、です。
もちろん、僕も「それでよい」と言ってるわけではなくて、そこで現場を非難しても仕方がない、ということが言いたいのです。それじゃどうすればよいか、其所を考えるところからスタートしないといかんなぁ、というのが僕の正直な感想です。
・・・いや、策がないんですけどね、今(^_^;
宇宙議連では「どうやったら戦略的な宇宙開発を計画できるか」を現在検討しており、僕もその原案を作るように宿題を貰ってるのですが・・・・この2〜3週間ほど、毎晩、寝る前にずーーーーっと考えてるんですが、未だ答えが見つかりません。
秋田大に居た頃に、先輩の先生に言われたことを良く思い出します。「秋田大を変えたい??あほっ!俺が20年かかって変えられなかったもんが、おまえに変えられるかっっ!」・・・・うーん。
まだ諦めて放り投げるつもりはないですが、実に難しい問題です。

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