基礎研究と実利用で新生ISAS、新生JAXAを分けた場合、前者は「ソフトパワー」(科学技術力とか、探査等による国家ブランド力や外交力など、それこそプライスレスで計られる部分)で勝負するのに対し、後者は「経済力・マーケット力」(金に換算できる価値」で勝負すると言うことになるかと思います。
と考えたとき、ISSはどちらに位置するかと言えば、どちらかと言えば前者に組みするのではないのか?というのが僕の意見です。
ISSの産業利用というのは基本、とてもコストが高すぎて成立しないと思います。
むしろそれをバンバン外交的に利用する。国家ブランドとして利用する。科学・工学の先駆的実験場として利用する。それがもっとも重要かと思います。
「世界の先進国が有人の実験場を宇宙空間に有するのに、科学技術立国を標榜する我が国がそれを持たない等と言うことは、プライドが許さない」という感覚は、我が国の科学技術を担うべき人にとって必要な感覚だと私も思います。もちろん、そのプライドのそろばん勘定も必要ですけどね。
またこの考えに立つとき、ISSの管理は極めて文科省的な管理区分になると思われます。
それが僕がISSを新生ISASに組み入れるべきとした理由です。

新たにmiya_spaceさんからコメントがあったので追記です。
まず最初に「ISS利用に関する国際間調整」ですが、これは既にここでも出ているように、専門調査会の正式な提言として「他国の宇宙機関等との企画立案に属する事案に係る協議に当たっては、我が国としては、JAXAではなく、内閣府がその任に当たるべきである」とされていて、私もこの考えに賛成です。
すなわち「外交カード」として使うのは新生JAXAでも新生ISASでもなく、宇宙政策委員会になります。
その上で、ISS上で行われる基礎研究・応用研究・実用研究を、新生ISASと新生JAXAで分けるというのはありかもしれないですね。

>ISS問題(追記有り)

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