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有人宇宙港をめぐる冒険

ひまわり。一番好きな花なんですけどね。そんな花の名前を暫定的に借りて、「秋田大学衛星製作物語〜教官苦労話〜」の続編のタイトルとしておりましたが、この度、「有人宇宙港をめぐる冒険」とタイトルを改めました。タイトルの意味は、またおいおい。
これからもよろしく御願いします。

=====本家も久しく更新してないなぁ(^_^;=====

トータル 本日昨日

20031001 衣替えが必要; [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

ううう、ホント寒いです。半袖なんぞを不用意に着てきたのは失敗でした。大学での僕の部屋はパソコンルームなので、エアコンもついて温度は一定なのですが、外に出ると寒くて寒くて;それはそうと、師匠のS氏が年内にご結婚という情報が飛び込んできたんですが、本人に確認メールだしてもお返事なし;真相はいかに?今年の惑星学会は荒れそうだ。。。

_科学衛星1号との初交信に成功

(秋山の個人的な感想)やったねっ!!おめでとうございますっ!!!ま、もっともまだ通信が回復しただけですから、これから先にまだまだ大変な問題が起こるかもしれません。が、全てはあわてず、諦めず、一歩一歩です。しかし通信が回復しなかったら次もなかったわけで、今回の一歩は非常に大きな一歩です。おめでとうございます!!!!

しかし、韓国内ではこのニュースはあまり取り上げられていないんでしょうか?朝鮮日報で打ち上げ成功の記事はありましたが非常に扱いが小さいです。また、科学衛星、事実上の「宇宙迷子」にも写真入りとは言え、ちょっと扱いが小さいかなぁ、と。やっぱり自国で打ち上げていないからなのかな?韓国でも宇宙科学分野に関する関心を、これから育てて行かねばならないのかもしれない状況なんでしょうか。

東大時代、研究室に韓国からの留学生の人が居ましたが、彼も惑星科学は韓国ではとてもマイナーだと言っていました。でも、きっと多くの学生が、興味を持っていると思うんだけどなぁ。日本の探査計画に、韓国で興味を持つ研究者の参加を呼びかけることは、今後の宇宙開発や惑星探査に対しても大きなアドバンテージとなると思うのですが。。。はてさて。これからどう進むかな?

_Sea Launch Deploys Galaxy XIII/Horizons-1 Satellite into Orbit

(秋山の個人的な感想)昨日お知らせしたシー・ローンチ社のロケット、無事うちあがったようです。私と言えば、ライブ中継を見ようと思っていたのに、うっかり忘れていて打ち上げ後1分からしか見れませんでした。痛恨;;;

_「結果を出せ」と訓示 宇宙機構発足で理事長

(秋山の個人的な感想)新機関の門出に当たっての訓辞としては、なかなか良いんじゃないですかね。立花隆氏のメッセージも大変参考になります。JAXAへの以降に当たっては、広報の方々もだいぶ苦労されていたようで、お疲れ様でした>T薗様他みなさま

_東京・お台場に月着陸船の実物大模型=宇宙飛行士会議控え展示−科学未来館

(秋山の個人的な感想)へぇ。見に行かなきゃっ!

_Goldeneye Shows Potential For A New Breed Of Unmanned Aircraft

(秋山の個人的な感想)ISASが開発している垂直離着陸機のような物かと思ったら、プロペラで動く無人航空機の開発なんですね(^_^; でもこれ、火星で使えたらかなり有効かも。

_Taiwan Welcome To Send Seeds Aboard 'Shenzhou V'

(秋山の個人的な感想)神船5号には、いろんな思惑も搭載されそうですね :-p

_We must get in our spaceships and go

(秋山の個人的な感想) Risk takers and dreamers. If you're looking for a few, look no further than the signatures on the Declaration of Independence. The United States has always been, and I hope shall forever remain, a nation of dreamers and risk takers.

ここまで臭い台詞を言えとは言いませんが、国家としての意思を表現することに躊躇しない彼らの姿勢は、学ぶべきだし日本もかくあるべきだと思います。日本がどういう国なのか、はっきりと宣言することが重要です。

しかしこの文章、すばらしく政治的な文章ですね(^_^; 勉強になります。でも、こういう事が言える国の政府はうらやましいなぁ。。。。国家としての高揚感が危険だというのが第二次世界大戦の教訓なんですかね?良くわかんないです。でも、科学というのは国家かどうか知らないですが、人類全体の高揚感の中からしか進んでいくことが出来ないんだと思うんですけど。研究者の高揚感、それを支える社会全体の高揚感。社会の中での科学のあり方、進め方というのは、研究者たろうとする者、ちゃんと考えておかないといけないと思う今日この頃。

_China's Launch of Manned Space Mission Seen Soon

(秋山の個人的な感想)中国の有人打ち上げに関して、我々がもう一つまじめに考えておかねばならないことがあります。中国は宇宙を軍事的にどのように使おうとしているのか、ということです。ソビエト崩壊後、アメリカとロシアは割と仲良くやっていますので、緊張は緩和していますが、中国が宇宙でどのようなプレゼンスを維持したいと考えているのか、これはホントわかりません。もっとも、アメリカの偵察機が強制着陸させられた事件以降、中国はアメリカとの軋轢をなるべく少なくしようとしているようにも思います。が、それは現在は機が熟していないと考えているだけなのか、よくわかりません。宇宙開発の分野に置いて、中国とも関係を深めていくというのは、そういう国際的な安全保障の視点からも重要だと思うのですが。全ての国がISSに参加する必要はないと思いますが、共同作業から友情も生まれてくるんじゃないかなと思うんですが。。

_小国の期待に応えられるか、超小型人工衛星プロジェクト

(秋山の個人的な感想)これはもう一つの流れですね。日本って、小型化、得意分野なんですよね??力を注いで欲しいなぁ。そこそこ大きな市場にもなりそうなんだし。メーカーの方々、どうでしょう?もちろん私としては、そうやって培われた小型化のノウハウを、惑星探査機に反映したいと思ってるんですが♪

_ ・きょうのおまけ巨大氷山が海の光合成阻害 NASAの衛星観測で判明

(秋山の個人的な感想)へぇ×8


20031002 英語嫌い; [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

なんか延々と、D論を投稿するための準備をしているのですが、英語、嫌い。副詞をどの位置に持ってくるかとか、あああ、めんどくさいっ!。。。と切れそうな毎日です;

_世界第3の「宇宙大国」へ=中旬に有人船打ち上げ−中国

(秋山の個人的な感想)近づいてるなぁ。。。ちなみに打ち上げ日は10/15〜17が濃厚のようです。あと、昨日話していた軍事利用の件ですが、やっぱりいろいろと動いているようで。うーむ。しかし、神船1〜4号の機械船に関しても以前言及しましたが、なんと、軍事用に使われていた(いる?)可能性大なのか;想像以上でした。

_SMART-1 Ion Engine Fired Successfully

(秋山の個人的な感想)SMART-1のイオンエンジン、無事点火に成功したようです。イオンエンジンは高圧電流を使うので、点火時はちょっと勇気が要ります。はやぶさのときも、”そろそろ付けてみますかねぇ”とみんなちょっとそわそわしてました(笑)SMART-1もそんな感じじゃなかったのかなぁと想像してちょっとほほえましかったりして。こちらでイオンエンジンの試験風景が見れます。スケールが無いので良くわかんないんですが、はやぶさの物よりも小さい気もします。って、イオンエンジンの推力は大きさと関係ないのかな?

_NASA Details Short-Term Astrobiology Objective

(秋山の個人的な感想)アストロバイオロジー(宇宙生物学)というのは非常に間口の広い分野で、学問として体系化するのは結構難しそうだなぁと言うのが私の感想だったのですが、NASAがカテゴライズを試みているようですね。この部分はフリーになっていて、こちらから入手可能です。また、 こちらで2003年のVol.1も無料で入手化のようです。

_ ・きょうのおまけHubble Mosaic of the Majestic Sombrero Galaxy

(秋山の個人的な感想)ひゃっほーーっ!すごいっ!すごいっ!すごいっす!!!jpgでも7Mbとかありますが、一見の価値あり。ソンブレロ星雲の詳細構造が、よくわかります。中心部が明るすぎるので輝度調整をしてみたら、星間物質の分布が非常によくわかります。これ、拡大して印刷して、部屋の壁紙にしたいですねっ!


20031003 明日は学園祭 [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

明日は秋田大の学園祭。先日NASDAの一般公開の時に見た、月着陸機の着陸シミュレータが気に入ったので、こっちでも作ってみようとがんばってみました。で、出来ましたっ!総予算5000円以下(^_^;

明日には写真もアップいたしましょう。

_ ・・・(^_^;アップが間に合わなかったので今頃のアップです;お詫びに月着陸船の映像はこっちにちょっとだけアップ。研究室のみんなに思いっきりよいしょされているうちのボスです(*^_^*)

_<有人宇宙船>中国初「神舟5号」近く打ち上げ

(秋山の個人的な感想)私が言うのも何ですが、しかしここに来て軍事面での危険性がやたらとクローズアップされるようになってきたのはなんだかちょっと不思議な感じ;

_NASA's Saturn-Bound Spacecraft Tests Einstein's Theory

(秋山の個人的な感想)へぇ。探査機の運用って、レンジングに結構時間を使っています。これによって探査機の位置決めを正確に行うんですけどね。

_Evidence for Hydrocarbon Lakes on Titan

(秋山の個人的な感想)我々は水の3相が混在する地球という環境に住んでいますが、タイタンではメタンの3相が混在する環境にあるといわれています。興味深い記事です。

_Space Policy Workshop looks at European Challenges

(秋山の個人的な感想)日本のSpace Policyは?いろいろと、今、考えて政策を立てるべきテーマが多いと思うんですが。。。。


20031005 学園祭は結構盛り上がった [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

学園祭は結構盛り上がっています。昨日はオープンキャンパスもあり、いろいろと展示をしました。昨日も映像を載せましたが、SELENE-Bの着陸船の教習所、という企画でした。着陸船はこんなかんじになっており、下方向と前後にエアを噴けるようになっています。エアはエアダスターから供給されます。チューブは支柱に沿わせて根本まで行っています。支柱とチューブは、片持ち榛の用になっています。結構安くつくれるので、お試しあれ。本日は大学で作業をしていましたが、お昼は学祭で調達(笑)鉱物を撃っていたので、ガーネット、スピネル、水晶、黄鉄鉱などをゲット。実験に使おう(*^_^*)

_「はやぶさ」順調に飛行中/イオンエンジン運用時間1000時間に到達!

(秋山の個人的な感想)相模原の管制室の後ろの見学用の窓のところには、ヤマトのステッカーが何枚か張ってあり、順に色が塗りつぶされていって居ます。これ、何かというと、はやぶさのイオンエンジンの運用時間を表すゲージ(笑)だんだんと塗りつぶしていくそうな。宇宙研にはヤマトファンが多いようで、毎年、探査機の名前を投票するときに、”ヤマト”という組織票が動くようです。今回は”アトム”というのも多かったそうですが、”はやぶさ”に決まったのはご存じの通りです。

_宇宙船内で操作の予行演習=「神舟5号」の飛行士−中国

(秋山の個人的な感想)僕が秋田に帰って落ち着いて見れるまで、打ち上げは待ってね;

_有人宇宙飛行控えた中国、月着陸実験を計画

(秋山の個人的な感想)こういうのを返す刀で、というんでしょうか?(笑)インドは月周回ですから、それに対して”うちは着陸までやっちゃうもんねっ”というところでしょうか。となると、SELENE-Bにインドを巻き込むチャンスだっ!!

_科学技術予算の評価理由、ネット公開…科学技術会議

(秋山の個人的な感想)これは面白いなぁ。でもそうすると、”とりあえず数を出すために”という科研費の書類は書きたくなくなりますね;<科研費って、通らなくてもある分野に多くの申請がされると、”その分野の重要性が高い”と判断されて翌年以降、割り振りが多くなると言われてます;こういう試みは良いと思います。まだまだいろいろありますが、基本的にどんどんオープンな議論がされる雰囲気になっているのはすばらしいことか、と。

_「国際宇宙ステーション計画」の評価指定の適否について(案)

(秋山の個人的な感想)総合科学技術会議に提出された資料です。最初の方は総覧的ですが、末尾の方など、参考になるデータが多くて面白いですよ。

_ ・お知らせ

上にも書きましたが、水曜以降は大阪で惑星学会に参加しますので、日記の更新が滞ったらごめんなさい;がんばるつもりではいます。大阪の学会の後は、千葉で月面分光望遠鏡(ALIS)の整備と月観測を行うので、この連休もバタバタしそうです;


20031007 ええい; [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

学会のため移動していますが、発表準備はまだ終わってません;今日も中国が元気です

_中国:月面探査「嫦娥」計画を3年以内に実行へ

(秋山の個人的な感想)しかし、どーして中国はかくも宇宙かはいつに熱心なんでしょう?実は、面白いデータがあります。出典は講談社の出している、毎日新聞科学環境部編の”理系白書”。まず、日本に於いてですが、官僚の文理別の構成をポスト別に見てみますと、

次官級:文系97%、理系3%

局長級:文系87%、理系13%

審議官級:文系81%、理系19%

新卒採用時のキャリア組:文系45%、理系55%

政治家で見ますと、

大臣:文系78%、理系11%、その他11%

(いずれも2001年7月現在)

だそうです。一方、これに対して2003年3月段階での中国共産党政治局常務委員の出身を見ますと。。。。

理系100%

そうかっ!この違いだったんだっ!!!!

_初の民間宇宙飛行、1年以内に実現か 開発コンテスト

(秋山の個人的な感想)これは既出の情報だと思いますが、こちらも露出が増えて来つつあります。

_カッシーニ、一般相対論を確認

(秋山の個人的な感想)先日の紹介記事の日本語です。仕事が速い;

_鹿児島県、「宇宙開発特区」申請へ:種子島センター、通信所対象

(秋山の個人的な感想)宇宙開発特区は僕もいろいろと考えて実現したいと思っているテーマなんですが、なるほど、通信の方面から責めましたか。勉強になります。後ろでアイデア出して押しているのは誰なんだろう?

_


20031008 惑星学会初日 [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

惑星学会で大阪に来ているわけですが、本日の夜はYahooの掲示板の人達+MEFの飲み会でした。大阪道頓堀近くで飲んだわけですが、”未分化天体を調べる派”vs”文化天体を調べる派”議論とか、”ミッキーマウスの4本指はどの指とどの指が融合したのか?”等々、重要な議論が交わされました。疲れた;

_ ・今日も元気な中国ニュースいろいろ

1つめ:Report: China to launch manned space flight on Oct. 15

2つめ:China Poised For Space Odyssey

3つめ:China aims to touch the moon: top national defense official

(秋山の個人的な感想)10/15で打ち上げは硬そうですね。有人飛行後の道筋に関しては、3年以内に月周回機を飛ばし、その後着陸探査を目指すという話は出ていましたが、2008年までに低軌道に宇宙ステーションを打ち上げる事も考えているようです。もっともこれは、有人宇宙船に付随して軌道に残される軌道船を繋ぎ合わせるためのハブを打ち上げて、それにどんどんつないでいくミールやプログレスタイプになると思いますが。どこまで進むのか、興味有ります。

_Russia and France agree joint space venture

(秋山の個人的な感想)ギニアの射場でのロシアロケットの打ち上げに関して契約を結んだとのことですが、これが有人も打ち上げられるソユーズも含むのかどうか、ちょっとわかりません。射場そのものは、ソユーズを打ち上げられるように改造しているので、将来の有人打ち上げを視野に入れていることは間違いないと思いますが。。

_“大阪発”の人工衛星計画に国の研究助成が内定

(秋山の個人的な感想)えええええ。5年で7億円もですか?それはちょっとなぁ。。。ま、中須賀先生が噛んでいるとのことですから、コンセプトは中須賀先生、要素部品やアイデアは東大阪、と言うことでしょうか?

いろいろと思うことや言いたいこともありますが、割愛;

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ただただし [「文化天体」なんて言うと、ハイソな感じがしますねぇ;-)]

_ akiaki [ひぃ;低レベルな誤字でスミマセン(^_^; しかし、これで訂正も出来なくなってしまった(^_^;]


20031009 窓の外の故郷 [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

10/10に書いております。惑星学会は引き続き盛況。もっとも夜な夜な飲み会やら打ち合わせ、様々なひそひそ話?等々で皆多少お疲れ気味と見た。かくいう僕も、昨晩は懇親会の後、ディープな話し合いが2度3度。疲れました(^_^;

ところで昨日のMEFの飲み会では、SF作家の林さんも来られたのですが、人数も多くてあまりお話しできず;林さんとは、いつもチャンスを失って話が出来ていない気がします。残念。本日は、やはりSF作家の野尻さんが急遽これることになったので、懇親会でもいろいろとお話しできました。ALIS(秋田の月分光望遠鏡の愛称。うまくいくと、宇宙ステーションに搭載を予定している)に関してもいろいろとたくらみ進行中(笑)ふっふっふ。その他、まぁホント、いろんな事をみんなと話し合いました。

あけて10/10の現在、座長の仕事も無事に終えて、今度はALISでの月観測のために現在新幹線で千葉に向かっているところです。

僕の実家は滋賀にあるのですが、小学校時代までをここで過ごしました。(中高は松山で下宿暮らし)そういや、滋賀にも久しく帰ってないなぁ、と懐かしく思いながら、窓の外の故郷を眺めていました。滋賀、田舎です。丁度今頃は、刈り取り時期を迎えて色づいた田圃が眼下に広がっていました。そういや、あそこで走り回っていたんだなぁ、などと思い出しております。少なくともあの頃は、会社に入って惑星探査なんて怪しげな研究に手を染めて、学位取って全国紙にまで載せて貰ったのに会社やめちゃって、気がついたら秋田まで行って来年度の職はどうするかねぇ、等と言いつつ大阪の学会に出てきて、”今後の日本の惑星探査や宇宙開発のあるべき姿はっ!!”などとおおぼら(?)を放いているような大人になるなんて、全然想像していなかったのは確かです、ハイ(笑)

窓の開かない新幹線の向こうでは、昔良く見慣れた農機具の治められた小屋や稲刈り風景が広がっていて、車内の僕となんだか断絶しているように感じました。あぜ道に生えた色落ち掛けた彼岸花を見ながら、今度滋賀にはいつ戻るんだろう?等と考えながら。いつか、帰っていける日は来るのかな、等と考えながら。しまった、たこ焼き食い忘れた(T_T)次はいつくえるのかっ?(T^T)ウルウル

いやはや、ちとノスタルジーに浸りすぎですね;スミマセン;

_ ・今日も元気な中国の宇宙開発

有人宇宙船15日打ち上げ 中国、地球を21時間周回 / 国家主席が打ち上げ参観へ (秋山の個人的な感想)迫ってきました、ホント。周回時間はわずか21時間としても、この21時間は世界の歴史を変える21時間となるでしょう。国家主席も打ち上げを参観、生中継で打ち上げを放送というのは、かなりの自信の表れでしょうね。 中国が有人打ち上げに成功すると、3カ国目の有人打ち上げ能力保持国となります。この点は、”結局有人宇宙開発と共産主義体制は非常に相性が良かった”と言うことの証明になるのかもしれません(笑)(有人打ち上げ能力を獲得したときに国の体制は、自由主義国1に対して共産主義国2ですから;)しかし、これが”宇宙へのパスポート”を手にしたのが3カ国となって、それが国連でたとえるなら、拒否権を持った常任理事国が3になる、と言うような理解は間違えていると思います。こういう風に考えちゃうと、日本も拒否権をもてるように有人打ち上げ能力を獲得すべき、等という方向に考えが行ってしまいます。民間の有人打ち上げ能力獲得も1年後に予定されていることなどからも、これからは国だけがそういった能力を持っていた時代は終わり、3つとか4つとかの宇宙開発大国(たとえるなら常任理事国)が牛耳る宇宙開発ではなく、他の様々な国がいろんな形で参加する宇宙開発が主流になっていくのではないかと思います。すなわち、安保理決議よりも国連総会決議が優先されるような、丁度”平和のための結集”が行われたような、ああいった歴史的転換点は近い、と言うことでしょうか? ではこの局面で日本がやるべき事は何か?と言いますと、常任理事国入りを果たすというのもまぁ悪くはないですが、むしろたとえるなら”国連総会”で多数の支持を取り付けることが出来るだけの関係作り、バックグランドを作っていくことでは無かろうか、とおもうわけで。 具体的に何をどうするのか、というのはすごく個別論になってしまうのでここでは論じませんが、ま、中国の有人打ち上げに際して、せっかくだからみんなであーだこーだといろいろと考えてみましょうよ。 ところで、 有人宇宙飛行が15日に打上げ、地球1周で帰還 とあるんですが、これ、下の記事と矛盾; 中国初の有人宇宙船、地球を14周する予定 おそらく、下の記事の方が正しいと思われます<21時間で地球一周というのはちょっと変; こちらの記事だと、神船の周回時間は1周90分となっていますし。

_米シャトルの肩代わりも=ソユーズ大量生産の用意−ロシア

(秋山の個人的な感想)今日の朝のNHKで、人類初の女性飛行士、テレシコワさんがインタビューに答えていました。その中で彼女の行ったことは、この40年間で宇宙滞在技術が飛躍的に進歩したと言うことと、ロシアが現在も世界の宇宙開発に大きな影響を与え続けている、と言うことです。たしかに宇宙ステーションは、ロシアの参加無しには現在は考えられません。出来ることからまずねばり強く続けて、だんだんとステップアップを図っていくというやり方が、いかに宇宙開発では重要であるかと言うことを示している例だと思います。(もっともロシアが長期的ビジョンをどのぐらい持っていて、そういう地道な進め方をしていたのかはよくわかりませんが)壮大なビジョンと地道な努力。何でもそうだと思いますが、宇宙開発にもそれが必要不可欠です。

_NASA's Orbital Junk Truck

(秋山の個人的な感想)米ロは現在協力体制にありますが、これは良い意味でのライバル関係が気づけつつあるのかなぁと思ったりしています。もし、ロシアが相変わらず自由主義体制に対立していて、国際宇宙ステーションにも参加していなくて、今回のようなシャトル事故が起こったら?

日本を含めた他の参加国は、かなり待たされたかもしれないと思います。でも、現在ではシャトルがあがらなくてもソユーズが使えるわけで、とするとシャトルが背負っていたアメリカの権威は失墜してしまうわけで、アメリカとしては早急に対策を講じる必要に迫られているのかなぁ、と。でも、こういう競争や緊張感は、良いことだと思います。


20031012 疲労困憊 [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

だめです。疲労困憊。学会の後、そのままALIS(秋田月画像分光望遠鏡)の運用試験に入ったため、眠くて眠くて;微妙な曇り空だったりするので、明け方付近まで起きていたり。生活がぼろぼろです;

_ ・今日も元気な中国有人打ち上げ関連

1.中国の有人ロケット基地 米民間衛星が撮影 写真はこちら

2.世界12カ所で空前の管制態勢=15日にも初の有人宇宙船打ち上げ−中国

3.<中国有人宇宙船>「神舟5号」15日から17日の間に打ち上げ

4.有人宇宙船打ち上げ近づく、中国各紙が異例の盛り上げ

5.「宇宙は中国人の宇宙」有人飛行第一声をめぐり話題沸騰

6.China To Launch Manned Space Craft Next Week: Official

(秋山の個人的な感想)私の最近の関心は、”んで、これは日本で中継されて見えるのか?”だけなんですが(^_^; ここここでみれるのではないか?との情報もありますが。。。テレビで中継して欲しいですね。もちろん有人やりたくてたまらない的川さんの解説で。きっと悔しさがたっぷりにじみ出た解説になって、視聴者の琴線に触れるかもしれません;

_「ひまわり」後継機、米製造会社破産で打ち上げ延期?

(秋山の個人的な感想)なんだろなぁ、な記事ですが、私がなんか言うよりも松浦さんの解説が背景の解説も内容もすばらしいのでそちらをお読みください。しかし、現実問題として最近は落ち着いてきたのかもしれないですがGOES 9もなんだか時々挙動不審だし、富士山頂レーダーは既に解体されているし、気象観測衛星が無くなると、気象予報はかなりのダメージなんですけど;

_First Extrasolar Planets, Then Extrasolar Moons

(秋山の個人的な感想)外惑星圏の衛星群というのは、確かに興味深いですね。様々な環境があり、生命が期待できる物もあります。しかし、暗い世界なんだと思うんですけどね、太陽の光の届かない。JPホーガンに、”創造主の掟”という本があります。これは極寒のエウロパに育った機械生命の話なんですが、人間側がこの世界を見ると寒くて厳しい異世界にしか見えないんだけど、この地で育った機械生命には、人間が地球に感じるのと同じような暖かさや明るさを感じた表現になっていたのが印象的でした。世界の美しさって、そう言う主体的な物なのかなぁ。。。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ Agnus [『造物主の掟』の舞台はタイタンじゃありませんでしたっけ? 「機械生命」たちから見た人間の姿が「宇宙服の殻の奥で熱くド..]

_ akiaki [(^_^; そうです、タイタンです; エウロパじゃありません。ひー;]


20031013 またまた寒くなってきた [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

なんとか一段落して、通常の秋田生活が戻ってきました。一雨降って、またまた寒くなってきました、秋田。このまま冬突入らしい;紅葉は、麓ではまだまだですが、遠くの山が赤く色づいています。

_飛行時間は23時間に=神舟5号

(秋山の個人的な感想)時間の伸びは、自信の現れ?とにもかくにも、15日はもうすぐです。テレビ中継、やらないかなぁ。。。

_MTI and Harris Further Develop Micro Fuel Cells for Military

(秋山の個人的な感想)軍用小型の燃料電池。宇宙機に是非使ってみたいですね;

_Rocks Could Reveal Secrets Of Life On Earth - And Mars

(秋山の個人的な感想)なかなか面白い研究だと思います。エウロパの生命探査の研究会をしていたときも、”どうやって生命を検知するか”という話でいろいろと考えましたが、しかし、なんか分子レベルで見えてもあまり面白くないですよね、やっぱり(笑)異星の生命体は、やっぱりうにょうにょとうごめいて貰わないと;

_ ・人間が何故宇宙に?2題

1個目:Why We Must SUSTAIN Human Spaceflight

2個目:The Problems in Thinking about Humans and Space

(秋山の個人的な感想)ま、いろいろと宇宙に行く理由は有るようですが;、中国の有人打ち上げを前に、後に、いろいろと有人飛行に関して考えてみるのも重要か、と。

_理系の研究者意識「現実志向」に

(秋山の個人的な感想)うーん。一言だけ言わせてもらえれば、”おまえらっ!小さくまとまんなよっ!!!”でしょうが、どんどん小さくまとまりつつある私(^_^;


20031014 いよいよ神船5号の打上! [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

ただいま10月15日午前3時。いよいよ、今日です、中国の有人機打ち上げ。この時間にも、準備のために忙しく関係者は働いていることでしょう。搭乗者は既に決まっていて、ぐっすり寝れてるのかな?しんと静まりかえった深夜ですが、そんな人達の胸の高まりが聞こえてきそうな夜です。無事、打ち上げてください。そして、無事、帰ってきてください。人間が宇宙に行くと言うことが、それだけでまだまだ崇高な時代です。宇宙への道が、照らされて在ることを、心から祈りつつ。

_ ・中国関連ニュース

1.中国の有人宇宙船、打ち上げの秒読み段階に

2.中国、きょうにも初の有人宇宙船打ち上げ

3.中国有人宇宙船「神舟5号」、打ち上げ準備進む

4.中国の有人宇宙飛行、実況中継なし、失敗の事態懸念?

5.Identity Of Final Group Of Three Yuhangyuans Revealed

6.China's masses ask: Shenzhou V -- what's that?

7.迫る中国初の有人打ち上げ、単なる技術導入でも模倣でもないオリジナル技術搭載

8.有人宇宙船「神舟5号」 最後の合同訓練

9.神舟5号に米メディアが強い関心

(秋山の個人的な感想)筒井康隆氏の本でしたか星新一氏の本でしたか、日本人初の有人宇宙飛行士が、打ち上げ前日に一晩自由にして良いよと言われて、飲み屋にいったらつけを請求されたり、みんな事故で死んじゃうことを想定してあれこれうるさくて酔いつぶれてしまい、打ち上げに間に合わなかった話を思い出しました;そんなことにはなってないよね?;;

中継が無くなるかもというのはかなりショックですが、しかし打ち上げ成功と同時にニュースは流れるでしょうね。中国の一般の人が”神船?なにそれ?”というのも、まぁ今朝までの事になるんじゃないですかね。

もうすぐ、歴史がまた一枚、書き加わる事は確かだと思います。3番目の有人飛行実施国の誕生ですが、ソビエトに遅れること40年ですが、だからこそ、大きな歴史の転換点になるように思います。無事、打ち上げられることを、無事、帰還されることを、心から祈っています。

_豪州で「月」の土地販売を開始、メルボルンの不動産業者

(秋山の個人的な感想)という崇高な話の後でこのネタを取り上げるのも何なんですが、なんなんですかねぇ、しかし;といいつつ、僕も貰って持ってるんですが;米国・旧ソ連・国連に許可申請を出して、どうして日本には申請しないかな?<日本も探査機、月に行ってますっ!

_Wanted: Malaysia seeks cosmonaut

(秋山の個人的な感想)マレーシアが宇宙飛行士を募集してるんですが、ソユーズにのってISSに行くって事?ロシア人枠の一部を貰うんでしょうか?


20031015 中国 神船5 打上成功っ! [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

神船5号は無事打ち上げ・着陸に成功し、揚中佐も地球に帰還しました。まずは心から、おめでとうございますと言わせて頂きます。今回のニュースがどのように日本国内で受け入れられるのか、3年ぐらい前から楽しみにしていました。そう言う意味で、今日は僕にとってはいろいろと勉強になり、また興味深い一日でした。今回の神船5号の成功がもたらす世界の宇宙開発地図の再編成に関しては、惑星探査や宇宙開発の現場に居る人達、それを指導している人達、そして政治家は戦略的に様々なことをよりクリアーに考える一里塚となるんだと思います。(もっとも戦略家たる者、今日の日が来ることを予測して準備が既に完了しており、今日はさらに先を見越して考えないといけないんですけどね(^_^;)しかし、私のような下っ端でアウトリーチに取り組もうと思っている人間にとっては、今回起こった議論をよく見て、よく考えて、この気持ちや関心を、どのようにもり立てていくのかを考えないといけないと思っています。中国と日本という二国間の関係を見直す機運にもなるでしょうし、これをきっかけにこれまで我々がどういう付き合いをしていたかを詳しく調べて考えることも出来る土壌が生まれるでしょう。また、日本の宇宙開発のあり方に関しても、これまでのやり方で良かったのか、これからどうあるべきなのか、考える土壌が生まれるでしょう。たとえば、私の日記に来ている人達を、”本日のリンク元”で調べてみてください。多くの人が、”中国””神船””ロケット””有人”そういったキーワードでやってきています。これだけ多くの人達が興味を持ったと言うこと、これがすごいことです。そう、みんながこの問題に関して考える、というこの土壌が生まれたことが、今回、中国の神船5号が日本に与えてくれた、最大の成果だと私は思っています。日本は有人宇宙船を持っていません。しかし、有人滞在技術は、様々な苦難の末、身につけつつあります。無人技術に関しては、既に多くの実記を揚げているし、地球周回軌道上で、惑星間空間で、今も無人探査機が戦い続けています。そして、それをずっと支え続けてきた人達が、朝に昼に夜に、地道に努力を続けてきています。日本は何が出来て何が出来ないのか、そして出来ないことがあるとすればそれは何故出来ないのか、また、それはそもそもする必要があることなのか無いことなのか、日本が進むべき道はどの方向なのか、いろいろと、考えましょう。ローマは一日にしてならず、です。まずは、周りをよく見て足場を確かめて、一歩、一歩進むことが重要です。我々が在りたいと思う、明日に向かって。

_ ・中国の有人打ち上げ関連のニュース

1.10時のNHKのニュースで、打上成功の第一報を知りました。

2.10:40現在、ネット上でも記事が出始めています。

3.CCTVは回線が重いですが、断続的に映像が流れてきています

4.動画ではありませんがこちらに静止画が出ています

5.動画か?とおもったら、神船1号の時の動画でした;

6.NHKで11時、12時のニューストップで動画も放映中。10:30から動画の配信を始めた模様<中国

7.宇宙飛行士は空軍中佐のヤンさん。銀英伝ファンにはたまらない?(笑)

8.福田官房長官もコメントを発表した模様。日本は遅れを取ったのか?という質問に対して、必ずしも遅れではない、日本は日本のやり方がある、とコメント。

9.小泉首相もコメントを発表

10.中国語ですが、神船5号の軌道などをCGで見れるらしいです

11.軍事利用への懸念も増大中。ODA見直し論も噴出

12.宇宙技術発展による国益とブランドを追求、中国初の有人宇宙船

13.「神舟5号」成功後、半年後に「6号」発射も

14.中国の有人宇宙船、内モンゴル自治区に無事帰還

(秋山の個人的な感想)今日の御挨拶に書いたのでそちらを参照してください。中国の今後の宇宙開発の方向性や戦略、それよりもっと大きなテーマとして人が何故宇宙に行くのか?に関してもいろいろと記事が出ています。

その1:An Orbital Juncture Takes Form

その2:China Years Behind US And Russia In Space, But Catching Up Fast

ぞの3:With Man In Space, China Seeks Prestige On Global Stage

その4:House Science Committee Hearing Charter: "The Future of Human Space Flight"

_CONTOUR Mishap Board Completes Investigation

(秋山の個人的な感想)宇宙空間での事故って、証拠物件は入手できないことも多くて、わずかな光学的データや送信されてきた内部情報(通常、探査機は探査機の内部情報を一定間隔で送信してくるようになっている)だけを頼りに調べないと行けないので、非常に困難です。しかしそれを地道に続けることで、明日の成功が獲得できるのじゃ。CONTOURはホント、残念でした。

_再使用型ロケットの実験(能代多目的実験場)

(秋山の個人的な希望)見に行きたいーーーっ!せっかく秋田に居るんだから、これを見なきゃどうするっ!。。。。というわけで、見れるような算段を考えよう。。。。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ akiaki [すごい、野尻さんの発言の威力;野尻ボードからのリンクが本日だけで140件超えてます;多謝。]


20031016 戦い終わって日は暮れて [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

神船5号の打上から1夜開けてカプセルも無事に帰還しましたが、いやはや。野尻さんの御発言の威力に感動しております。野尻ボードからのリンクが既に200件を超えております。多謝

ところでMEFでも大変活躍して頂いている大阪のIさんからは嘆きの電話が来ました。日本のマスコミの今回の報道の無知蒙昧ぶりとふがいなさは、腹立たしくて悔しくて、と。まぁ、マスコミの報道はそんなもんですよ、と慰めたんですけどね;無理解と無知なマスコミと、無関心な国・国民の中にあって、めげずに何を一番すべきなのかを考えそれを信じてこつこつと、JAXA・大学ほか研究機関・民間で宇宙開発や惑星探査に携わっている人達は辛抱強く今日も働いております。歴史は英雄が作るのじゃなく、常民が作るんだと私は信じてます。日本の宇宙開発や惑星探査も、表でわーわー騒いでいる人達じゃなくて、こつこつと日々の努力を重ねる人達によって作り上げられていくと、信じています。一歩一歩行きましょう。

昨日も書きましたが、今回盛り上がった関心こそ大事です。仮に誤った認識の発言であったとしても、何故そのような誤った認識になっているのかを理解し、我々としては何をアウトリーチしていくべきなのか、それを学びましょう。

_神舟6号、来年にも打ち上げ=「宇宙大国」の地位固めへ−中国

(秋山の個人的な感想)最初は半年以内にも、と言っていたのですが、ちょっとトーンダウンして1〜2年以内と言う発言も出てきていますね。一連の神船の打上で感じていたことですが、中国の進め方は非常に慎重です。これは、国威発揚のために人命を軽視してがむしゃらに突っ走っているというイメージではなく、民主国家と同様、人命を最大限に尊重しつつ、慎重に慎重に事を進めているように思います。成熟した宇宙開発体制を持っているように思えます。

_「神舟5号」は序章、独自の宇宙基地建設へ

(秋山の個人的な感想)国際宇宙ステーションとほぼ時期を同じくして、中国の宇宙ステーションが作られることは、中国の経済的な失速が無い限り、ほぼ確実なんじゃないかと思います。アメリカは動かないと思いますが、EU・ロシアは何らかの協力体制を打ち出すんじゃないかと思います。日本はそのときに、アメリカだけが選択肢という立場になることだけは、絶対にやめて貰いたいと思う今日この頃です。でも、そうなりそうなんだよなぁ。。。。心配;

私の個人的な意見としては。。。

1.ISSに参加しつつ、宇宙滞在技術および宇宙空間での作業・移動手段に関して、ロボティクスを柱に技術を磨く

2.この技術を軸に、中国のステーションにも参加。というより、むしろ積極的に中国のステーションとISSとの間の移動手段として、上記で述べた作業船(あるいはポッド)を使えるぐらいに拡張?ISS/中国ステーションのどちらにとっても必要不可欠な技術要素となることが必要?

3.SELENE-Bはインドとの共同ミッションを目指す。出来れば韓国とも。中国の月探査計画とは良いライバル関係を維持しつつ、協力も進める。

4.このような方法で、来るべき多国の宇宙開発時代で発言力を高めることが出来るよう、関係各国全てとのパイプを太くする

なんですけどね。

_遠くない将来、宇宙が戦場となる可能性=米軍幹部

(秋山の個人的な感想)で、米軍幹部はこういう事を言っています(^_^;これ、どういう事なのかと裏読みすると、”中国が様々なリスクを犯しても壊したくなるような軍事衛星が既に軌道上にある”と言うことか、”アメリカは中国がアメリカ監視をするためにアメリカと同様の軍事衛星を配置するのは実力で阻止するぞ”と思っているのか、と言うことなんでしょうかね?どっちも良いも悪いも無いですが、ケスラーシンドロームを起こすような衝突だけは避けて頂きたいです、はい。

_「神舟5号」をあなたの手に、宇宙船模型登場

(今日の口直し;)これ、欲しいっす!模型も良いですが、持っている女の子も可愛くて良いですね。あ、欲しいのは模型ですよ、念のため(^_^;

_ ・・・全部中国関連の記事になってしまった;

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ 松浦 [ この日付につけるのは最期にしたほうがいいかな。この調子で議論していって、そのうち「往復書簡」として別のWebページ..]

_ akiaki [>愛の交換日記 松浦さんと愛の交換日記を往復書簡として公開できるので在れば、それはもう過分な幸せです(笑)ただ、私の..]

_ 松浦 [ では、このスレッドでの最期の書き込みをします。 >>ソユーズを買う  この問題については、文化的脈絡を無視しては..]


20031017 議論は中盤へ? [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

19は朝から登山なので、早朝に日記をアップ。連日多数の方々のご来訪、どうもありがとうございます。松浦さんのツッコミも、どうもです。こちらはツッコミの方でまたお返事しますが、是非是非他の皆さんも、御意見書き込んでくれると嬉しいです。

_ ・中国関連 中盤戦 タイプ1

1.今後の有人宇宙飛行計画 3段階で発展へ

2.「スペースシャトル開発の計画はない」宇宙事業関係者

(秋山の個人的な感想)中国の今後の宇宙活動に関するニュースの続報の形を取るもの。ただ、個人的には、こんなニュースは踊っているけれども、今後の中国の宇宙関連の実際の行動はゆっくりと慎重なように思えます。いろんな結果が出てくるのは、1〜3年といったところじゃないでしょうか?

_ ・中国関連 中盤戦 タイプ2

3.<石原都知事>「中国にODA必要ない」

4.対中ODA打ち切りを=有人宇宙飛行への補助は不要−英誌

(秋山の個人的な感想)中国との関係を見直そうというこのタイプの議論。悪くはないですが、どこまで中国批判と切り離して議論できるかがポイント。個人的には、中国へのODAは規模縮小しても良いと思っていますけれども。

_ ・中国関連 中盤戦 タイプ3

5.情報衛星も打ち上げか=中国宇宙船、偵察活動に従事?−米紙

(秋山の個人的な感想)昨日の記事といい、アメリカは意図的にこの手の情報戦に出ている感じがしますね。

_ ・中国関連 中盤戦 タイプ4

6.欧州、打ち上げ技術習得へ=有人宇宙船、日本は議論必要−世界飛行士会議が閉幕

7.日本宇宙予算は600億円近く削減、長期間アメリカに依存へ

(秋山の個人的な感想)最後が一番建設的な議論なんですが、じゃ、日本はどうするのか?という議論。ここが一番深まるべき議論なんでしょうが。ESAがソユーズを使って、有人打ち上げ技術の習得を目指す姿勢が明らかになってきましたね。で、それを受けて日本はどうするのか?この問題を、今きちんと議論することが、是非とも必要です。

_“国策”や経済効果を優先 科学技術予算の格付け公表

(秋山の個人的な感想)解説記事は多いのですが、原本がみつからん;公開されていないんでしょうか?それを見ないと何とも言えない内容ですね;

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ 松浦 [ 宇宙飛行士が公式の席で述べたのですから決定事項なのでしょう。今年のパリエアショーで、ソユーズのギアナからの打ち上げ..]

_ 5thstar管理人 [松浦さんどうもです。 だとすると、 > それとソユーズは現状ソユーズロケットとペアです。宇宙船だけ買ってきても打..]

_ 松浦 [ アリアンスペースは、新規開発の小型ロケット「ヴェガ」、ロシア製の「ソユーズ」、そしてアリアン5の3種類のラインナッ..]


20031019 紅葉が綺麗です [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

中国関連のニュースも落ち着きつつありますので、ニュース日記の更新は、今後はまたいつも通りお昼前にアップということになると思います。

連日ツッコミ欄にツッコミにしておくのは申し訳ないほどの面白いお話をありがとうございます>松浦さん、5thstar管理人さん

松浦さんとの遣り取りは、近々本家の方で、”愛の往復書簡”として是非掲載させてください。掲載前には内容の確認も含めて、一度メールベースでご連絡を差し上げますね。私の話はともかくとして、松浦さんのお話をこのままここで埋もれさせるのは大変もったいないと思いますので。

それから野尻ボード林さんの日記(10/16)で、ここで以前に書いた”中国の指導部は全員理系”の詳細に関して質問が出ていますので、お答えします。といっても、出典は毎日新聞社の理系白書なので、お時間のあるときにそちらも御一読頂ければ、と思います。

1.2002年11月の第16回党大会で選ばれた9人の政治局常務委員は、全員が理系の大学や大学院を卒業し、工程師(エンジニア)国家資格を持っている。

2.その前の常務委員も、1人を除いて理系

3.文化大革命の時、大学卒のエリートは地方に行かされ、経済や政治などの理論を学んだエリートはこの時代に糾弾されてつぶれていったのが一因?

→これはその後の解説で、”政治から一歩離れたところで国家建設のためエンジニアとして黙々と働いていて、思想闘争を勧める当時の指導部からはぶつぶつ言わずに仕事に精を出す理系タイプが気に入られた”と在りました。私なんかが文革の時に中国に生きていたら、理系であっても一番に粛正の対象になっただろうなぁと苦笑い;

4.中国共産党政治局常務委員の出身校と専攻

胡錦濤 国家主席 精華大水利工学

温家宝 主将 北京地質学院 地質学

呉邦国 精華大 電子工学

賈慶林 河北工学院 電気工学

曽慶紅 北京工業学院 自動制御工学

黄菊  精華大 電機工学

呉官正 精華大 自動制御工学

李長春 ハルビン工業大学 工業企業自動化

羅幹  フライブルグ鉱山冶金大(旧東独) 機械鋳造

(2003年3月現在、毎日新聞調べ)

5.スプートニクに驚異を感じたアイゼンハワー大統領は、科学補佐官のポストを新説。大学の学長クラスが就任し、博士号をもつ40人をスタッフに抱え、ホワイトハウスに部屋を持ち、頻繁に科学技術ニュースや政策を大統領に進言。米国の歴代の大統領は、いずれも科学補佐官を重視している

6.日本では2001年1月、内閣府に総合科学技術会議が設置され、首相に月一回話題を提供。経済活性化会議は毎週開かれているが、科学技術はまだこのレベル

_ といったような状態です。科学技術立国(のはず)の日本の今後は、さて、いかに?

_ソユーズロケット打ち上げ、宇宙滞在の交代クルー搭乗

(秋山の個人的な感想)着々と、ロシアはその存在感を浸透させていますね。結局のところ、”たゆまず続ける”ことが宇宙開発では一番重要であるということの証明なんだと思います。ちなみに中国の今回の有人打ち上げに関しては、人件費はともかくとして”国威発揚のために人命も日本ほど重視していない”という論調がちらほら見られるようですが、それは全くの間違いだと私は思っています。”次の有人飛行船の打ち上げは1─2年以内に、中国 ”という記事にもありますが、次の有人機の打上は1年後ぐらいじゃないかと思います。これはコスト的な話もあると思いますが、むしろ実担当者がじっくり今回の結果を吟味して、確実な技術として積み上げていきたいと考えているように私には感じられます。中国の他の分野は知りませんが、中国の宇宙開発を指導している体制は、恐るべし、です。彼らは国威なんかには振り回されていないと思います。国威発揚というのをうまく利用しつつ、きっちり仕事を仕上げていくタイプではないでしょうか?恐怖を感じる必要は在りませんが、龍の子供を蛇だと見誤るようなことだけは避けたいです。というか、有人打ち上げを現にやっている中国が龍で、やっていない日本は蛇なのかもしれませんが(^_^;

_中国初の有人宇宙船飛行士、「万里の長城見えず」と

(秋山の個人的な感想)あの、勘ぐりついでにもう一つ言わせてください。このニュースですけどね、すごい気になるんですよねぇ。”万里の長城見ゆ”と言ってくれた方が、中国に対する脅威はかなり薄らいだんですけどね。わざわざ、”見えなかった”と言ってるわけです。龍と思われるより蛇であると思ってくれた方がよい、という意志がどこかに働いてませんかね?って、勘ぐりすぎ?でも、この記事はかなり誰かの意図を感じてしまうのですが。。。。

_欧州、打ち上げ技術習得へ:有人宇宙船、日本は議論必要−世界飛行士会議が閉幕

(秋山の個人的な感想)こちらのニュース日記のツッコミ欄でも松浦さんと5th star管理人さんが議論されていましたが、欧州がソユーズを使った有人打ち上げを行うのはほぼ確実なようですね。日本に何が求められるかというと、今こそ広範囲で深い議論、ということになります。これは私も何度も言っていますが、全く持って同感です。神船5号の中盤戦で様々な思惑が飛び交っていますが、そろそろ終盤戦として、こういった深く意義深い議論が巻き起こってくることを期待しています。もちろんこちらのツッコミ欄などを利用して頂くのは大歓迎です。読まれている方々で、御意見のある方は是非書き込みしてください。なお、神船5号の成果に関する現段階でのまとめはこちらが良いかと思います。

_Gordon and Betty Moore Foundation awards $17.5 million for Thirty-Meter Telescope plans

(秋山の個人的な感想)望遠鏡の技術って、この100年間で驚くべき進化を遂げて居るなぁと感心することしきり。探査機の技術も、同じようにこの100年で劇的に進化するのかな?

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ 5thstar管理人 [評価、掲載されましたね。 http://www8.cao.go.jp/cstp/budget/ 準天頂衛星通信システ..]

_ akiaki [どうもありがとうございますー♪]


20031020 久々に土星を見た [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

なんか、久々に土星を見ました。すばらしく晴れ上がっているので、ちと見てみようかと、家の前の公園で(笑)夜中に上がってくるんですけどね、土星。くっきりはっきり輪っかもタイタンも見えました。いつかあそこに行こう。

_再使用ロケット実験機公開 JAXA、秋田県能代で

(秋山の個人的な感想)しらなかった、3.5mもあるんですね、高さ;23,25と見に行く段取りをしています。27も見に行きたいのですが、どうもSELENE-Bの会議がありそうで、その日は都内になりそうです。。

_人工衛星で雷発生を予報 東大阪の協同組合が開発へ

(秋山の個人的な感想)東大阪のプロジェクトは、私の中ではネガティブ評価の部分も多いのですが、今回のこれ、良いですね。こういう具体的な事例を挙げてプロジェクトを進めるのは非常によいと思います。がんばってください。

_Soyuz Spacecraft Docks With International Space Stations

(秋山の個人的な感想)ソユーズがステーションに着いたって話なんですが、それより何より写真がそそります。すげぇー

_Space Infrared Telescope Facility Mission In Focus

(秋山の個人的な感想)NASAの赤外線望遠鏡、着々と整備が進んでいるようです。

_Martian History: Written in Stone

(秋山の個人的な感想)火星での土壌(岩石)の分析に関して書かれていますが、SELENE-Bで我々がやりたいのも、(装置は違いますが)こういう風な複合観測です。あと、これに岩石研磨が入りますけどね。今後、世界の惑星探査の方向は、こういった現地での複合探査に向かっており、その為のマイルストーンとしても、SELENE-Bは非常に重用です。あ、本家のSELENE-B勝手に応援ページを更新しなきゃ;;

_新21世紀委の設置合意 向井さんもメンバーに

(秋山の個人的な感想)んー。中国関係、最近裏読みしすぎですが、向井さん、なにか構想があるのかも。ちょっとどういう事をするのか、言うのか、楽しみです。それとも、お飾り的に呼ばれたんだとしたら、それはとっても残念ですが;違うといいんですが。ところで神船関係に関しては、まだまだいくつか記事が出ています

1.シャトルでなく宇宙船を選んだ理由 宇宙事業専門家

→まぁこれは、”ふじ”プロジェクトの人と同じ結論に達したと言うことですね。帰納法として、”ふじ”プロジェクトの立案が正しい(あるいは実現が容易?)であると実証されたと言うことでしょう。でも、ESAがソユーズを買ってきて打ち上げると言うのも現在進行中なので、”自分で作る”vs”買ってくる”論争は、フィジビリティーの点ではまだまだ互角、かと。

2.「神舟5号」の費用は10億元未満 国務院記者会見

1元0.075円ぐらいらしいので、10億元は133億円ぐらい?もっとも、開発費は入ってないから、もっと高いのでしょうが。でも、安いなぁ、単発としても。

_科学技術関係予算について

(秋山の個人的な感想)5th star管理人さんからも、昨日のツッコミで御紹介がありました。ありがとうございます。大変興味深い資料ですので、御一読あれ。

_「やらない理由」たり得ず、日本の有人宇宙飛行論議をしばる先入観

(秋山の個人的な感想)松浦さんの御意見が非常にクリアーに表現されています。個々の部分では賛成する部分も多いのですが、やはり何よりこれは”俺が宇宙に行きたい”というモチベーションを理論武装している、と言うふうに感じられます。もっとも、宇宙に行くなんて言うのは、じつは大部分は係わっている人がそこに行きたい、と思っていることが推進力なんですけどね。あとは、どう周りを説得するか、と言うことなんだと思います。書かれているように、有人でしかできないことは多々あります。しかし、無人の方が良いこともあります。(ここなんかも参考にしてください)それらを総合的に判断したとき、有人・無人の両方が使えるのは、それに超したことはありません。私は有人打ち上げ手段に関して”持つな”と思っているわけではありません。あった方がいいに決まっています。しかし、現状を考えて、どう進むのが一番良いか、という方法論に関する議論の部分で、松浦さんとは意見が異なる部分があるんだと思います。

最後の部分で日本の今回の件に関する対応をカテゴライズされていますが、(1)の派生系ですが、どっちの意味でも意固地でない独自路線を探るという真の議論を始める集団の母体数を、増やして行きたいですね。

あと、MAOさんのサイトで日本の宇宙開発関係者のふがいなさを嘆いていらっしゃいましたが。。うーん、その気持ちはわかります。個人的には非常に熱い心を持っている人でも、現在のJAXA体制の官僚機構の中では、慎重な行動を取ることが最適、と考えているのかもしれないですよ?とぐらいにしか私は言えません。既に存在し大きな運動量を持った組織の中で、どのようにしたらそのn流れを変えていけるのかを考えると、必ずしも改革の旗印を打ち立てるのがよいとは限らないことも多々あります。外に出る物が端から見ると不本意な物になることは、赤穂浪士の大石内蔵助の例を出すまでもなく良くあることです。昼行灯なだけかもしれないですよ。でも、確かに言われるように、それで若手が奮起するのか、一般国民が奮起するのかと言われると、それもまた真なり、で; 非常に難しい問題です。


20031021 ひさびさにぼー [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

最近はなんだか人と接することが多かったんだけど、夕食にふと立ち寄ったラーメン屋で久々にぼーっと内省。誰も信じてくれません(笑)が、ホントは僕は、黙ってるのが好きなんです。で、頭を空っぽにして、無意識の活動領域が活性化するときが、一番アドレナリンが出ています。ノートパソコンのにはシャーロック、デスクトップにはマイクロフトと名前を付けていますが、本物のthinkerはやっぱりマイクロフトですね。

_人工衛星で全世界を常時監視する米政府の計画、スローペースで進行

(秋山の個人的な感想)好むと好まざるに係わらず、ちときな臭さが増してますね。米ソの冷戦時代、宇宙も静かな戦争ですみましたが、これから30年、宇宙は静かなままで居られるのかどうか、疑問。じつは、有人宇宙飛行が一番重要なのは、臨機応変な対応と与えられたフレームワークを逸脱した活動が求められる、軍事活動なんですけどね。他にも国軍「宇宙司令部」を推進なんて記事もあります。

_中国がブラジルとの共同開発衛星打ち上げに成功

(秋山の個人的な感想)こちらで、打ち上げ写真が見れます。今後重要となってくるのは、宇宙開発に参加している国との外交関係だと僕は思っています。ブラジル・オーストラリア・韓国・インド、こういった国々との間に、きちんとしたビジョンを持った宇宙開発の外交政策を展開して行くには何が必要なんだろう?と考える日々。とか書いてると、政治家になれよと言われちゃうんですけどね;政治じゃないんだけどなぁ、やりたいのは。

_H2A、電圧変換器が異常 11月下旬打ち上げ目指す

(秋山の個人的な感想)で、我らがH2Aは現在打上が伸びているのですが、焦ることは在りません。立ち止まる勇気も必要なわけで、外野のヤジに振り回されることなく、こうやって一歩一歩前進。がんばってください。

_Sea Launch To Come Ashore With Baikonur Medium-Lift Option

(秋山の個人的な感想)海上発射がかっこいいシーロウンチ社ですが、今度は陸から発射?でも、それって、名前に偽り在り、なんじゃ;

_SpaceDev Signs Exclusive Deal With SpaceShipOne For Rocket Fuel

(秋山の個人的な感想)こちらも着々と計画が進んでいるようで。

_Flying Humans: An Interview with David Glover

(秋山の個人的な感想)Space Ship Oneも飛行機型ですが、地球外でも飛行機を使おうという計画は昔から進行しています。個人的にも、火星をグライダーで滑降してみたいと思っていて、良く夢の中に出てきます(笑)

_The Missing Link In Planet Formation

(秋山の個人的な感想)昨日も御紹介した宇宙赤外望遠鏡ですが、こういう使い道が在るわけです。このあたりは、私の専門である惑星科学と天文の境界領域で、東工大の井田さんや天文台の小久保さん等、日本でも大変研究が盛んな分野です。成果が楽しみですね。

_Comet Dust Among The Stars, Planets And Waning Moon

(秋山の個人的な感想)どうも南半球が観測条件が良いようですが、ハレー彗星起源のオリオン座流星群のお話。そう言えば、獅子座流星群がこのタイミングできたのって、世界の宇宙科学史にとっては丁度良かったように思えます。偶然ってすごい。

_ ・宇宙開発の行く先は?

1.Internal Report Paints Bleak Picture of Human Life Science Research at NASA (part 1)

2.Cheney Meets With Members of Congress to Discuss Space Policy

(秋山の個人的な感想)アメリカでの動き2つです。我田引水気味ですが、常々書いていますが、今後の宇宙開発において、最も重要なのは無人/有人の対立ではなくて、ロボティクスと人間活動の融合です。これらは両輪で、どちらも必要不可欠。しかし、有人に一歩足を踏み入れると、有人に重きがかかりすぎてしまうのが、僕が畏れているところでもありますけどね。潤沢な資金があれば問題ないのですが、日本の現在の資源を考えると、進め方にはかなり悩むんだと思います。現在、宇宙開発の政策を検討している人達はもちろんバカじゃありません。我々が考えるようなことは知ってるし、考えています。でも、決定的に足りないのは、世論の理解です。選択肢はいくつもあります。どれが良くてどれが悪いかは、現段階ではなかなかわからないことだって多いです。その中でどれか一つを選ばなきゃいけないのに、その選択の誤りを指摘してやろうと手ぐすね引いて待っているような状態で、いったい何が出来るのでしょう?弁護し過ぎかもしれませんが、そんな風に思います。重用なのは、議論を広げて知識を増やし、意見を戦わせて、皆が理解を深めることです。このニュース日記もその一助となると良いのですが。

_小柴さん、「C評価」ひとまず納得 ニュートリノ実験

(秋山の意見)昨日紹介した例の科学予算に関する話です。私はノーベル賞受賞者の意見が、他から見て尊重されすぎて居るぐらいに尊重されるのは、それはあっても良いことだと思っています。科学に権威が失われつつある今、権威主義になってはいけませんが、権威がまるっきし無いというのも考え物です。ノーベル賞が、その牙城となるのはそれはそれで良いことだと思います。しかし、今回のこの記事はいただけない。それをするなら、全ての研究提出者に対してそれをすべきでしょう。これはただの権威主義です。意見を聞くなら、この決定過程に小柴さんなり他のノーベル賞受賞者を参加して頂くべきだと思います。いつものニュースは個人的な感想ですが、今回は僕の意見です。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ akiaki [野尻ボードでも書いたんですが、<a href="http://news.xinhuanet.com/photo/20..]


20031022 何故か徹夜明け [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

うー。何故か徹夜明け。肩は凝るし、おまけにどうも風邪も併発しているようで、咳が止まらずだるい。明日・明後日とは能代で垂直離着陸機の打ち上げ見学、翌日は結婚式→2次会、さらに翌日はひょっとするとヘビーな会議?なので、体力は温存しなきゃいけないのに;

_民間主導ロケット「GX」、07年に初の衛星打ち上げ

(秋山の個人的な感想)着々と進んでいますね。しかしH2Aと競合になることは、吉と出るか凶と出るか。

_東大阪人工衛星 打ち上げへ

(秋山の個人的な感想)こちらも、着々と進行中。こういう、年限を切って計画を具体的に進める手法はgoodです。旗振り役が良いんでしょうね、きっと。

_30年後の宇宙構想策定へ 中国有人飛行成功で開発委

(秋山の個人的な感想)あー、私のごくごく個人的な意見ですが、彼女にいつ結婚してくれる?と聞かれて、3年後ぐらいに、という男は、結婚する気無いです、ハイ。というより、全然具体的に考えておりません。そういうことを言われた結婚願望の強い女性読者の皆様、すぐ見切りをつけましょう。いわんや、30年後おや。

ま、それは冗談としても、まずはこの構想を見たいです。というか、その策定過程に参加したいですけどね、無理っぽいですが。なんとなく30年後には有人打ち上げの開発もやってます、とか言うのは辞めて欲しいです。ちゃんと、海外の動向を見極めて欲しいなぁ。じつは余談ですが、ちと某政府組織に某分野の海外情報を聞いたんですが、その部門では某外郭団体から上がってくる情報が全てで、独自の情報網を持っていなかったことが本日判明; 某だらけでスミマセン(^_^;とても書けません。抹殺されちゃいます(^_^;

そんな状態で、どういう判断が出来るというのか、すっごく疑問。少なくとも独自の情報官を置いて情報収集に努め、それをキャリア組でも良いから的確に判断すべきでは?情報も無しに、いったいどのような国策を決めれるのでしょう?

_Lowell And Discovery Partner To Build Innovative Telescope

(秋山の個人的な感想)先日も望遠鏡の話をしましたが、いろいろと進化が進められております。探査機も負けてられません;我田引水ですが、SELENE-Bが実現したら、そのローバはきわめて高度な新型の自律型ロボットとなるでしょう。もちろん現在飛んでいる”はやぶさ”も高度な自律型

ロボットだけどね。

_Near-Earth Asteroid Hermes Re-spotted: Its a Bright Binary

(秋山の個人的な感想)ほうほう、興味深いですね。バイナリーというのは、連星系と言いましょうか、つまりは衛星を持っている(どっちが衛星なんだろう?)ですが、小天体の多くはバイナリーであるとも言われております。NEOだから調査対象としても可能性有り、ですね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ witchcraft [ニュースに全くそぐわない事ですが・・。 簡単な風邪の対策を書きます。 独身男性でも簡単なできる方法ですので実践して..]

_ akiaki [さすがお医者様らしい実践的な情報です。どうもありがとうございます。しかーーし。独身男性の部屋では、緑茶の茶葉が無いと..]


20031024 すごい強風 [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

昨晩はすごい風だったようです。寝てても、部屋の窓ががたがたと。最高で風速30mとか。で、そうなってくると明日の打上が、心配心配;中止かなぁ、やっぱり。。。

_装置老朽化で乗員撤退議論 宇宙基地、無人化も

(秋山の個人的な感想)あー。結局スカイラブの頃から、アメリカは全然進歩していないと言うこと?

_Brazil, Ukraine agree to cooperate in spaceflight

(秋山の個人的な感想)ブラジルとウクライナが衛星打ち上げに関して協力関係の構築をしたという記事です。日本も他の国との関係をどう深めていくのか、積極的に考えないといけないと思うんですが、思うんですが、思うんですが、、、、、ああ。なんか悲しくなってきた;

_Scientists To Study Lake's Primitive Life To Learn About Mars

(秋山の個人的な感想)南極のボストーク湖や、今回のこの例とか、湖は地球外生命を考えるに当たってナイスな研究フィールドのようです。そういや、こちらの3日目、正当派科学のところで、湖の環境や生態系に関して解説があります。これはかなり参考になります。もちろんこのサイトそのものも、タイトルは怪しげですが非常にまともで勉強にもなる面白いサイトです。

_Complexity Delays Solar Sail Project

(秋山の個人的な感想)MUSES-Cことはやぶさは工学試験衛星でしたが、それに続くべき、次期工学試験衛星MUSES-Dを何にするかが今、かなり熱く議論されているところです。ま、ぶっちゃけ、ソーラーセールなのかSELENE-Bなのかという話なんだと思いますけどね。で、SELENE-B側の一人としては、”ほーら、こんなにソーラーセールってフィジビリティーが低いっすよ”とネガティブキャンペーンを張ってみたりw。でも、正直言うと、アーサーCクラークの書いた”太陽からの風”が実現できる未来が来るのを、密かに願っていたりするので、後ろ手で小さく応援旗を振っています;がんばれ、ソーラーセール!

_Green Mineral Indicates Red Planet is Dry

(秋山の個人的な感想)ふーむ、これは非常に興味深く面白いニュースですね。SELENE-Bが求めているのは、こういう地質調査を月でやる、と言うことです。参考になる記事です。

_「宇宙種子」のペチュニア、ケイトウの花に突然変異

(秋山の個人的な感想)これって、宇宙線の影響ですよね、間違いなく?実験条件がわからないのですが、カプセル内に置かれていてこれだったとしたら、放射線防御壁が不完全って事何じゃぁ・・・(^_^;

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ akiaki [未確認情報ですが、やはり今日は中止と言うことのようです。 秋田で一日論文書き決定!でも、深夜に能代まで、人を送らなき..]

_ akiaki [めちゃくちゃローカルニュースですが、明日の打上を見るために、矢野夫妻が先ほど10分ほど秋田駅を通過のために滞在w せ..]


20031025 えくせれんとっ!!! [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

今日はニュースは一個だけ

_再使用ロケットの飛行実験 JAXA、秋田県能代市で

写真はこちら

もう、あまりにすばらしすぎる打上でした。ふわっと浮き上がった機体が、重力から切り離されて浮かんでいるというのは、ホント不思議な光景でした。また後日、ここのサイトで動画も掲載しようと思っていますので、お楽しみに

今回は、1回目なのでまだ10mの高度にしか達しませんでしたが、3回目には100mに達する予定、です。秋田の天候は変わりやすいので、3回目がいつになるかはまだ流動的にですが、私は是非また見に行こうと思っています。

JAXAで打ち上げに関しては発表がこまめにされているようですので、ニュースをチェックしてみてください。

今回は帰りに、矢野夫妻を連れて、能代の前に射場のあった道川にもいってきました。(ホントは松浦さんも一緒の予定だったんですが、前夜徹夜で車を走らせて来られた疲れでパーキングでダウン、熟睡だったそうです(笑))

道川には、現在は石碑が残っているだけですが、ここでペンシルロケットに始まり、高度350km(すでにりっぱな宇宙空間です)にまで達したカッパーまで打上が行われたのです。すなわち、ここが日本で最初に、宇宙へのゲートが開いた場所です。しかしその事実を知っている秋田の人も、どんどん減っているように思います。今回の打ち上げに際して、秋田の人に宣伝もしてみたんですが、なんか反応はいまいちでした;無念。

我々が訪れたときは道川もかなりの強風で、大きな波が海岸に打ち寄せていました。ホント、石碑以外何もなくて、”つわものどもがゆめのあと”と言う表現がぴったりでした。同行した矢野さんもやはりそう思ったらしくて、感慨深く海岸線を一緒に歩きました。ここを、糸川先生をはじめ、多くの先達が走り回ったんでしょうね。今は、訪れる人も少なく、ただ波と風に洗われていました。

その後、矢野夫妻・松浦さんには秋田大に見学に来て頂いたのですが、私が明日都内で結婚式と言うことで、その準備もあって先に失礼させて頂きました。せっかく来て頂いたのにスミマセン;また是非遊びに来てください。

_ 最後に、秋田の人に宣伝?です。

今回の再使用ロケットの打ち上げ、あと2回予定されています。お時間のある方、是非見に行ってください。お子さんにも、是非見せて上げてください。他のどこでもない、あなたの住むところで、世界最先端のロケットが飛んで居ます。そもそも秋田は、日本で初めて宇宙への文が開かれた場所です。そのことを、もっともっと誇りにして良いと思います。そして、いつの日か、また秋田で育った人の中から、宇宙への門を一緒に押し開いてくれる同志が出てくることを、願って止みません。

今後の予定は、こちらで出ると思います。射場には入れませんが、800m離れた見学所には誰でも入れます。見学会場他、分からないことがあれば、私にまでメールくだされば説明致します。


20031026 感動したっ! [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

昨日はRVTの打上を見たり、道川の古戦場、ならぬ射場後を見たりと感動の一日でしたが、負けず劣らず本日も感動の一日でした。(なお、RVTの動画はちょっとお待ちください;まだパソコンに落とせていません;)

結婚式で上京していたのですが、時間があったのでお台場の未来科学館へ駆けつけて、アポロ月着陸船の実物大模型を見てきました。んんんんっっっっっ!!!でかいっ!!入り口で、思わず立ち止まってしまいました。でかい、でかい、とにかくでかい。こんなでかい物を、人類は30年も前に月に送り出したのか?と考えると、ホントにびっくりです。着陸船のしたのエンジンがまたでかい。SELENE-Bは非常に小さいので、ホントびっくりしました。これ、絶対一度は見ておくべきだと思いました。昨日のRVTもそうですが、科学や技術を子供にどうやったら好きになって貰えるのか、なんて悩むのは、こういうぽかーーんっ!という衝撃を食らうとばかばかしくなります。見てください。それで、十分です。体験してください、それで十分です。そう言う体験ができたら、好きになれると思うんですけどね。もっとも、今回の場合なんかは、僕が宇宙機のサイズという物に関する予備知識があったからなのかなぁ、という気もしないではないですが;

で、その後、結婚式に駆けつけました。私は6月中旬まで西松建設という会社にいて、その後今のポストに移ったのですが、今日の結婚式の新郎は、私の中学・高校の後輩で同じクラブ(地学部)の後輩で、会社でも後輩だったりします。新婦もこれまた西松の人(^_^; というわけで、来賓一同、西松建設のお歴々だらけ;一瞬、”あれ?まだ会社辞めてなかったっけ?”という錯覚に襲われました。で、本日2つ目の感動ですが、新郎新婦、西松の海外事業部にお勤めなのです。で、上司の方が最初に御挨拶をされたのですが。。。

”結婚おめでとう。これからの二人の幸せを祈っています”という言葉を、彼は我が社(って、もう辞めちゃったけど;)が支店を持つアジアの各国、すなわちタイ・ビルマ・フィリピン・香港と言った国々の言葉で紹介してくれました。”言葉は違いますが、今言ったのは、全て同じ内容の言葉です。言葉は違っても、相手の幸せを祝う言葉は、世界中のどこでも、こうやって使われています。今、世界はテロや戦争で荒れています。しかし、国や文化が違っても、こういった隣人の幸せを望む言葉が存在していると言うことを知っていてください。どこの国にいようとも、どこの国の言葉をしゃべろうとも、我々はそうやって、隣人の幸せを祈る言葉を持っているのです。そのことを理解することが出来れば、世の中はもっともっと平和になって行けると思います。これからのフィリピン駐在でも、そのことを心にとめて、がんばってください”というようなことを言われました。

正直、感動しました。先日の神船5号の成功以来、ODAを絡めて中国に対して精神的にしこりを感じているような人達も見受けられますが、今回のスピーチはそういう状況を見ていた僕にとっても、心洗われるものでした。私は西松建設とは別に喧嘩別れしたわけではなく、別れ道に来たなと思ったから退社しましたが、今の道に進むきっかけを与えてくれたことに恩義も感じていますし、今でも非常に好きな会社です。そして、こういう気持ちで海外事業に取り組んで居るならば、”西松魂”衰えず、だと思いました。これからもがんばってください。陰ながらですが、応援しています。

_環境観測衛星「みどり2号」に異常、データ送信できず

(秋山の個人的な感想)うーん。これはかなり、罪深いですね。というのも、まだ詳細が出てこないと何とも言えませんが、前回と同じパターンではありませんか?原因究明が待たれます。ところで、こちらにJAXAのプレスリリースが出ているのですが、先の記事よりも分かりやすいし正確(あたりまえか;)なんですが、とすると、マスコミの記事って伝言ゲームみたいな物にすぎないんですかね?先日、RVTの打ち上げ後の簡易のプレス発表にも同席しましたが、唯一うならせるような質問をされたのは松浦さんだけでした。まぁ、地方のデスクで科学担当ではない人達が取材に来ているのかもしれませんが、しかし、そんなんでいいのかなぁ、と。松浦さんがされた質問は、もちろん実験主任の稲谷先生は理解されていましたが、周りの記者で、あの話の内容が理解できた人がいったい何人いたのか、聞いてみたい衝動に駆られました;。。。と、ちょっと辛口でしたが、というのも、じつは笹本さんの”宇宙へのパスポート2”を上京中に読みまして。(僕がちょい役で出てるのなんて全然知りませんでした(^_^;)この後書きに、”ロケットの取材に行ってきて、何を見てきたのか説明しているうちに気づいたのは、「あ、おれ、翻訳家の仕事をしてるんだな」と言うことだった。”と言うことを書かれているのを読み、そうそう、まさにそれなんですよ、と言いたかったからです。科学報道に携わるマスコミ各記者が、是非この感覚を身につけて欲しいと、切に切に願います。

_Columbia Accident Investigation Board To Release Vols. II-VI of Final Report

(秋山の個人的な感想)コロンビア事故のレポートで出るのが遅れていた部分も発行されたようです。私もまだ内容に関して目を通していないので、御紹介だけ(^_^;

_AIP FYI #136: Should Mars be Human Space Flight Objective?

(秋山の個人的な感想)内容はさておき、日本も30年後までの宇宙開発のビジョンを語るので在れば、夢を語れる人達が必要不可欠ですね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ 5thstar管理人 [AIP FYIのリンクが切れてますが http://www.aip.org/enews/fyi/2003/136.h..]

_ akiaki [リンクが張れていませんでした;どうもありがとうございます。 オープンな議論ですが、これはホント、難しいです。また、..]


20031027 遠い日の思い出 [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

まず事務連絡?を。能代で行われている再使用ロケットの最終打ち上げ試験ですが、本日(28日)の予定でしたが昨日連絡があり、延期とのことです。本日夕方まで、次の実験予定は決まらず、とのことです。私も夕方に連絡を取って、日時を確認してみます。

さて、現在は私ははやぶさに係わりつつ、その先のミッションに関しても検討に参加しているのですが、ミッション全体としてそれを成立させるために、国内外の状況を分析する、と言うこともやっています。このニュース日記は、どっちかというとその副産物なんですが(笑)で、その過程で、中学・高校時代、寮生活も一緒に過ごした全然別分野の友人に応援を頼むことになり、数年ぶりぐらいに連絡を取りました。彼からのお返事が泣かせるお返事だったのでちょっと御紹介。

”おれも久しぶりに話せて楽しかったです。秋山が昔のロケット少年のままなのは、こちらとしても本当にうれしくなります。「October sky」(邦題は確か「遠い空の向こうに」だったかな)を見た時に、そういえば秋山と中1の時にロケット発射実験をやって寮のみんなが屋上に出てきたなあ、と思い出しました。映画の中では実験をした主人公の少年だけが宇宙開発の道に進んだんだけど、おれらもそういうことですね。ぜひがんばってほしいです。”

October skyと比較されるのは、もう身に余る名誉ですが、いやぁ、ホント懐かしい。そういや、ロケット、打ち上げましたね。もう20年も前のことだから時効だと思うので白状しますが、ロケット花火の火薬をほじくり出してアルミ筒に詰めて、やりました、ロケットの打ち上げを、寮の裏山で(^_^; どうなったかというと、エンジン部分が爆発、アルミ筒は破壊。しかも、すごい大音響がして山々にこだまし、寮の屋上にみんなが何事かと飛び出してきました(笑)我々は山の岩陰に隠れていて無事でしたが。でも、その岩の向こう側に、ノズル部分のプラスチックが突き刺さっていたのはかなり怖かったです;

こういう経験を今の子供にも是非、なんて事は口が裂けても言えないし、絶対そんな危ないことはしちゃダメですが、あの日の出来事が今の僕に繋がっているのは、これはまぁ、確かに事実です。願わくば、僕が今後もこの道を進んで居ることを。

_

環境観測技術衛星(ADEOS-II)「みどりII」の運用異常について (秋山の個人的な感想)相変わらずマスコミ報道よりも、JAXAのプレス記事の方が詳細・正確なのでこちらを御紹介。しかし、事態はかなり深刻の用です。バッテリーが上がってしまうと、こりゃ手の打ちようがなさそうだなぁ。。。。

_ロシア、ISSへのプログレス打上げの遅延を決定:予算不足

(秋山の個人的な感想)歴史にifは禁物と言いますが、もしもロシア宇宙局に予算がふんだんにあったら。。。と考えずには居られない今日この頃。NASAに予算がふんだんにあったら、ゴージャススペースシャトルを一生懸命作り続けてるようにも思ったり、地上でね(笑) いや、これは失礼な発言でした; 結局、宇宙開発って何が勝利を収めるのか?というと、ひとつひとつ積み上げていく地道さと継続する力かなぁ、と。とすると、やっぱり日本は有人打ち上げ手段を自力で作るべき?という”ふじ”の主張を応援していることになるのかもしれませんが;いやはや。

ちなみにこの記事もある意味泣かせます。ついでもこちらもどうぞ。

_Lead Members On House Science Panel Call For OSP Suspension

(秋山の個人的な感想)で、上を受けてこの記事なんですが、次世代シャトルまでのつなぎとしてのOSP開発にストップがかかるかも、と言う記事です。このあたりは結構戦略的に高度な議論だとは思うんですが、個人的にはOSPは作った方が良いと思います。というのも、次世代シャトルの時代が来るのは、まだまだ先になりそうだし、アメリカは脚を失ってしまいますよ、宇宙への。日本とアメリカでは必然的に立場も違うので、アメリカの場合はOSP開発を進めるべしと僕は応援するのであったw

_China's next manned space mission may carry two astronauts into orbit

(秋山の個人的な感想)一方、中国はと言うと、前回の成功を受けつつ、心理戦を展開している模様です。実際に打上がいつになるかは出さずに、その効果をこうやって持続させるのは上手いやり方です。現実的には、中国は有人打ち上げ計画を計算に計算を重ねて行っているように思えるので、表ではばんばn派手に記事を出しつつ、内部では慎重に進めて居るんだと思います。おそらく、打ち上げ時期や搭乗人数なんて言うのも、世論なんかに惑わされずにきっちり技術的な観点から決めていくでしょうね。で、それよりも僕が気になるのは次の記事で。。。

_5年内に月面に中国国旗を掲げる

(秋山の個人的な感想)うーーむ。これは深い。考え方として、現実問題、中国が月着陸船を2008年までに打ち上げることが出来るかというと、これはちょっと疑問。ただ、人命も係わらないことですし、いけいけどんどんでやっちゃうなら可能という気もします。もう一つの考え方として、インドが2008年に月周回機を打ち上げると言ってる事に対する牽制かとも思えます。しかし、いずれにせよ、この記事で書かれていることは、SELENEシリーズ(シリーズという言葉は必ずしもオーソライズされていませんがあえて今回使いました)で我々日本が目指しているのと全く同じステップを踏んでいます。すなわち、第一段階(SELENE)で月周回を行い、3Dマップをはじめ詳細な月表面観測を行う。第二段階(SELENE-B)で月着陸を行い、月面上の重用箇所の無人探査。第三段階(日本では具体的な計画無し。ただし関係者はもちろんやりたいと興味を持っています)で、月からのサンプルリターンを実施。全く同じです。このことからも、この計画がただの机上の空論ではなく、プロパガンダとして利用されているけれども、裏では緻密に計算されたプロジェクトである、と言う気がします。また、前回有人打ち上げに際しては”日本は別の道を進んでいる”と日本の政府関係者・宇宙関係者は言いました(そしてそれは必ずしも間違いではなく、僕自身もそのとおりだと思います)が、SELENE-Bが着陸を予定しているのが早くて2008年。遅れると2010年。ここで後れを取ると、”またしても遅れを”と言われるのは必至だと思います。ただ、ここで強調しておきたいのは、中国が仮に月着陸を先行して行ったとしても、月でどのようなサイエンス、あるいは工学的な活動をすることが出来るのか、というのが本当は一番重要なポイントです。その観点からすれば、日本は既に宇宙空間における無人探査技術を有しており、負けるわけはないと思いますが、まぁそれは今後数年間でどのぐらい中国が追いついてくるかのもかかっていますし、我々がこの先どのぐらい進んでいけるかにもかかっています。

今回の記事で思うことは、少なくともSELENE-Bに係わっている僕自身にとって、中国との”宇宙レース”は人ごとじゃなくなったな、ってことでしょうか。南極点を目指したアムンゼンとスコットは、科学的にはスコットの方が重要な業績を残したと言われていますが、人々の記憶に残っているのはアムンゼンでしょう。さて、月着陸を巡る今後の展開が、どのように歴史的には評価されるのか。。。数年後の戦いは、既に始まっています。

_Arecibo Radiotelescope Identifies Hermes As Binary Asteroid

(秋山の個人的な感想)先日も御紹介した記事ですが、アレシボのレーダ観測で確認をしようとしているようです。さて、どんな映像が出てくるんでしょうか。でも、ここに挙げている例のように、レーダの画像って、今ひとつ鮮明じゃないからわかりにくいですよね;

_芸術としての宇宙写真が人類に伝えるもの

(秋山の個人的な感想)宇宙をいかに表現するか?笹本さんじゃありませんが、そう言う意味では研究者って、自然の翻訳者としての役割も在るわけですね、はい。がんばろう。


20031028 秋田は暴風雨だった; [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

日中は穏やかな天気でしたが、夜になって荒れまくり;すごい風です。南からの風らしく、気温は高め。紅葉は、全部散っちゃったかも;

_もっともゴールに近い再利用打ち上げ実験機

(秋山の個人的な感想)RVTに関して、詳しく解説されています。ちなみにRVT3回目の試験は、29日は在りませんでした。30に実施されるかどうかは29の夕方判明予定。是非是非、お時間のある方は見に行きましょう!

_中国、飛行士3人の有人宇宙船打ち上げを計画

(秋山の個人的な感想)あれ?昨日は2人って言ってたじゃんっ!。。。でも、こちらでも3人、って言ってるから、3人なんだろうなぁ。。。ちなみにこんな記事も出ています。「神舟5号」が中国経済の各方面にもたらす効果

_Sunlight makes asteroids spin in strange ways

(秋山の個人的な感想)ちょっと前から言われている内容なんですが、まぁ、天然のソーラーセールといいますか、太陽の光で小惑星の自転とかが変わっちゃう、という話です。なるほど。

_Io: A Moon On Fire

(秋山の個人的な感想)イオにしろエウロパにしろ、行きたいんだけど、脚がなし。じっと手を見る。ちがった、脚を見る。でかいロケットくださいっ!!

_Presidential review on space policy heading to closure

(秋山の個人的な感想)日本の30年後を見据えた長期ビジョンの策定は進んでいるのかなぁ。。。。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ akiaki [RVTの3回目の打ち上げ試験、明日(30日)も無しのようです。 31日に期待しましょう。。。]


20031029 晴れのち雨 [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

日に日に寒さが厳しくなってきているのですが、秋田の人に言わせると”こんなもんじゃな”とか。一気に寒くなるそうです。最近、寒さで朝晩の活動が鈍ってきているのですが;<変温動物?(^_^;

_大気のない地球型小惑星表面に、揮発性成分を含む鉱物を発見!−原始地球の進化の過程の鍵−

(秋山の個人的な感想)長谷川さん、おめでとうっ!!昨日はMEFのメーリングリストやライトカーブのメーリングリストは、この話題で持ちきりでした。非常に面白い話だと思います。

_太陽の大爆発、25年で最大級 「磁気あらし」の恐れも

(秋山の個人的な感想)いやはや。以前には”のぞみ”にもトラブルを引き起こした太陽面爆発、とりあえず現在のところみどり2の事故原因?という話も出てきました。うーん。どうなんだろう?じゃぁ先代のみどりの時とは、ホントに原因が違うんですよね?と、最後まで不安が残りそう。やはり、このぐらい大きな衛星になったら、すごい小さなカメラ搭載の調査ロボットなんかを積んでいくのがよいか、と。どうでしょう?キューブサットあるいは浪速衛星の次の手として? みどり2はともかく、こだまは確実にこの影響みたいですけどね。しかし、はやぶさは大丈夫なのか、とか、のぞみは再度のショックで生き返ったりしないかとか、いろいろ時になることは在るのですが。。。状況をしばし待つしかなさそうです。

_浪速の衛星、打ち上げに前進=NEDOが資金支援

(秋山の個人的な感想)がんばってます、浪速衛星。この資金に関して、協賛企業他が入った書類を見たいんですが、公開されているところが分かったら教えてください。先日この件に関していろいろと聞いたのですが、どうも名プロデューサーがやはり存在しているそうですね。是非是非お知り合いになりたいです、ハイ。

_NASA Adapts Miniature Biological Lab for Use in Space

(秋山の個人的な感想)これ、すごく面白いなぁ。日本がこういった小技は得意なんだと思っていましたが、アメリカもなかなかやるなぁ。日本ではどうなんでしょう、この手の技術開発は?>生物関係担当のAgnusさん

_Titan's Lakes Of Hydrocarbons Makes For Daily Smog Alert

(秋山の個人的な感想)昨日はIo話でしたので、今度はTitan話を御紹介。

_Bush May Announce Return To Moon At Kitty Hawk

(秋山の個人的な感想)今日のメインの話題を最後に持ってきてしまいました。いやはや。先日、中国の月着陸計画のお話を紹介しましたが、アメリカが再び月を目指すかも、という話です。この話は中国に刺激された部分も在りつつ、アメリカの今後の有人宇宙活動の長期戦略とも絡まった話なので、すんなりとホントにこの案が通るのかどうかはかなり不透明だとは思います。しかし、ひとつだけはっきりと言えることは、単体ミッションとして月着陸を考えていられる時代は終わりつつあって、日本も否が応でもこの新たな月レースに巻き込まれているということです。日本で探査計画を推進している人達は、純粋に工学的・理学的目的に従って進めているだけなので、これはある意味、正しい在るべき姿なんですけどね。うまくこの流れを利用できれば追い風ですが、間違えた対応をすると月に行けたとしても全然我々が意図したのと違う物になってしまう可能性もあるし、悪くすると月に行けなくなっちゃいます;今こそ熟慮が必要な時だと思うのですが。。。さて、どうしようっかな。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ onion22jp [実際の所、SEELENEってどの程度進んでるんでしょうかね? SELENE-Bが実現する可能性は? できれば中国より..]

_ onion22jp [再使用ロケット、高度100km観測用でいいから実現してほしいなぁ。 離着陸の動画をみましたが、ほんと、映画にでてくる..]

_ akiaki [>Agnusさん えー。とかいいつつ勉強されてるじゃないですか(笑) ところで新居はどちらに? >Onionさん ..]


20031030 オーロラ見えず [長年日記]

_ <今日の御挨拶>

磁気嵐が吹き荒れているとのことで、秋田でもオーロラが見えるか?と夜中に寒風山で粘るも、見えず;星は異常なまでに綺麗に見えたんですけどね。残念。明日(31日)は11:00〜14:30の予定で再使用ロケットの3回目の打上が行われる予定。見に行きます。今回は最高高度100mの予定とのことで、非常に楽しみです。

_欧州GPSへの参加調印 中国EU首脳会議

(秋山の個人的な感想)と、”米の宇宙航空技術独占に共同で対抗する構図が鮮明”になりつつあるらしいのですが、さて、日本はどうするんでしょうか?30年後のビジョンは重用ですが、10年以内でもこのあたりのスタンスははっきりさせておくべきと思います。でもなぁ、きっと30年後のビジョンって、”アメリカが月行くなら月、火星行くなら火星に行きます”とかいう内容を書いちゃったりするんだろうなぁ。で、もちろんアメリカとは書かないで”国際協力”というオブラートに包むんでしょうけどね。はぁ。。。。ちなみにこんな事を書いていると、”秋山は反米だ”といわれることがあるんですが、それは間違いです。反米ではありません。日本の独立を求めているだけです。

_日本の実験衛星打ち上げ ロシアで、本格的は初

(秋山の個人的な感想)まぁそういう意味では、この衛星の打ち上げなんかは日本技術の優位性を守る(あるいはつくり出す)ための努力の表れか、とも。がんばってください。天候の問題で打上がちょっと遅れているようですが、まぁしかし今磁気嵐の中で打ち上げるのが良いのかな?(^_^;

_O’Keefe Says OSP Plan Consistent With 2004 Budget Request

(秋山の個人的な感想)先日も御紹介した、OSPの開発にストップがかかるかもという記事に対する反論です。いいですねぇ、こういう議論。がんがんやっちゃって欲しいですが、日本でもこういう議論ががんがん交わされて欲しいところなんですが。。。想定される論客が、居ないなぁ;

_Voyager 1 To Pass The 90 AU Mark Just Shy Of 13 Light Hours Out

(秋山の個人的な感想)そうですか、とうとう90AUの遠きまで達しますか。。。感慨深い物があります。太陽の影響力が及ぶ範囲が100AUとも言われていますから、影響圏離脱まで後少しですね。

_Mars and Muddied Waters?

(秋山の個人的な感想)火星の水に対する議論です。謎はまだまだつきないようで。。。


=====本家=====