宇宙開発は、いったいどんなことを期待してやるべき分野なのでしょうか?宇宙開発に期待されること・考慮すべき点をまとめてみました。

<宇宙開発に期待されること>

  • 地球でのsustainability の確保
    地球を含む太陽系探査による知識の広がり
  • 新産業(市場)の育成 / 人類圏の拡大
    Google Earth のような生活密着型新市場開拓
    LEO(地球低軌道)活動による新産業育成
    サブオービタル輸送による物流新市場
  • 世界一を目指す/ 挑戦できる人材の育成
  • 核に代わる国力アピール手段/ 抑止力
  • 「環境の番人」としての国際貢献
  • 宇宙進出の先鞭としての人類史的な意義・貢献
  • <考慮すべき点>

  • 何年でtax payer に還元できるのか?
  • 人類の重要課題(少子高齢化、食糧問題等)の解決に繋がるのか?
  • 対世界外交戦略との整合性はとれているか?
  • これらを考慮しつつ、日本が何故宇宙開発をやるのか?どの規模で宇宙開発をやるのかを考える必要があります。

    一方、別のアプローチとして、「日本がもし、今やっている宇宙開発を辞めたらどのような問題点が起こるのか?宇宙開発を継続すべき利用としてはどのようなことが考えられるのか」を考える方法もあると思います。まだまだ抜けがあると思いますが、ざくっと考えた対応表がいかです。

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    これらの視点に立って考えたとき、我が国が宇宙開発を行う理由は、キーワードとして『地球でのsustainability / 宇宙でのmobility の確保』とまとめることが出来る、と僕は考えています。
    もっと具体的に言うと、次の2点が理由であり、それを実現する政策を立案すること。これが重要だと考えています。

  • 国を支える新市場の育成
    宇宙産業は衛星需要だけを見ても128 機(1999 〜 2008)→260 機(2009 〜 2018)と拡大傾向にあり、我が国が20 年前に日米合意により衛星市場を開放した時代とは大きく様変わりしている。自動車産業に代わる新市場として、宇宙市場でのシェア拡大を目指すことが、我が国の国力増進・外交政策として重要である。
  • 自在性/ 即応性の確保
    先人の英知と努力により、我が国は敗戦国でありながら世界でも4 番目の衛星打上国となり、また世界でも特異な輸送系を確立し、我が国の宇宙への自在性・即応性を維持してきた。長年にわたる気象衛星「ひまわり」による気象データの提供など、周辺諸国の生活に密着したサービス提供を行い、我が国の外交活動にも貢献してきた。今後、より多くの情報を征することは、我が国の国力増進・外交資源の獲得に直結した問題である。
  • この2点が、我が国が宇宙開発をやるべき理由だと僕は考えます。

    ・宇宙開発をやるべき理由

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